ホームページ作成の必要性 メリット&デメリットは?

かつてホームページといえば、大企業ならもっていても中小企業や小規模事業者は制作していないところが多数でした。しかしインターネットの普及とあいまって、現在では多くの中小企業等でも開設されるようになっています。
これからまさに自社のホームページを立ち上げようかどうか検討しているなら、メリットとデメリットについても知っておきたいところです。
今回は、「今までうちのビジネスにはホームページは不要だと思っていたが、やはり開設するべきだろうか?」とお悩みのご担当者向けに、メリットとデメリットをご紹介いたします。本記事を読めば、ホームページ開設に関する疑問点も解決できるようにまとめているので、ぜひ参考にしてください。

はじめに

ホームページを開設するかどうかの判断については、予算や運営計画、そして運用にかかるランニングコストの3つがそろうことが前提となります

予算

自社のホームページ制作をするにあたり、どれくらいの予算にするかを検討します。
ホームページの仕様によってかかる費用も変わるため、あらかじめどのようなホームページをどれくらいの予算で作りたいかを決めておく必要があります。

運営計画

ホームページを開設する前に、何を目的に開設するかを計画立てておくことが必要です。自社ホームページを「第二の営業担当」として機能してもらうためにも、しっかりと検討する必要があります。

運用のためのランニングコスト

ホームページは開設して完了ではありません。むしろその後の運用が重要です。必要に応じて更新作業やセキュリティ面などの管理を担当するスタッフの配置を検討する必要があります。

まずは上記3つがクリアできるか社内で確認した上で、ホームページを開設するか、また開設タイミングをどうするかといった最終的な決定を行ってください。

企業がホームページを開設するメリット

運用・更新

企業がホームページを開設することにはどのようなメリットがあるのでしょうか?ここでは、主な5つについてご紹介します。

①会社(法人)としての認知度が上がり、信用される

インターネットが普及し、より身近になったことで、人々は従来のパンフレットやチラシに代わってホームページで情報探しをするようになっています。つまり、ホームページは企業にとっては「顔」であり「看板」のようなものです。
会社が創業してどれくらいなのか、これまでどのような実績があって取引先がどのようなところがあるのかなどは、そのままその企業が得た信頼の証となるため、見込み客にとってもアピールとなり得ます。
一方、これほどインターネットが発展している中、いまだにホームページがない会社となると、顧客にとっては業績面やアフターフォロー面などいろいろと不安を覚えるかもしれません。その結果、顧客離れが起こる可能性もあります。
ホームページがあることで会社としての認知度が上がるほか、顧客からの信頼もより得やすくなるという効果があります。

②インターネットを介しての集客が見込める

インターネットが普及する前は自社の販路を拡大しようと思ったら、まずは営業担当が該当するエリアを回って顧客を獲得しなければなりませんでした。しかし、現代ではホームページによる集客が可能になり、営業活動の幅が広がっています。しかも24時間365日、時間も場所も関わらず稼働してくれるという点も大きいでしょう。
顧客側にとってもホームページがあることで、自分たちが「今、知りたい」「すぐに欲しい」「疑問を解消したい」などの質問や要望を購入や質問フォームなどですぐに行動につなげることができます。 さらに、自社を知らない見込み客がインターネットを検索してホームページを見つけてくれた結果、新たな顧客になる可能性もあります。現在、業種によってはほぼ100%ホームページからの集客で成り立っているような会社もあります。

③営業ツールのひとつとして活用できる

ホームページを開設し、アピールしたいことを積極的に情報発信することで、自社の営業ツールにもなります。モノ・コト・サービスに関する情報や訴求したい内容、自社に関する最新情報などを公開することで、顧客の手元にパンフレットやリーフレットがない段階であっても自社のことを知ってもらうことが可能になります。
また、営業先に行く際もパソコンを持参して自社ホームページを営業資料代わりに使って顧客に説明することもできます。紙媒体のパンフレットの内容の改訂は頻繁にできなくても、ホームページは更新作業が行いやすいという点もメリットです。

④コスト削減が可能になる

ホームページを開設することで、これまでかかっていた経費を削減できることもあります。たとえば、ホームページの情報を介した営業にシフトすることで、従業員が営業先に出向く回数が減り、結果的に交通費の削減につながります。また、営業にかかる人件費の削減もできます。
さらに、これまで新聞や雑誌などに掲載してきた宣伝活動も自社ホームページにすることで広告費用の削減ができるようになります。※ただし、開設してすぐに検索エンジンで上位表示されることはないため、ホームページの認知度が上がるまで時間がかかる場合もあります。またWeb広告をかける場合は別途費用が発生します。

求職者に向けて人材募集ができる

近年では、多くの企業で人材募集に関する情報をホームページ上で公開しています。学生が就職活動をする際もインターネットで検討中の企業について調べられるほか、エントリーシートを送る際もインターネット上で行われるのが主流となりつつあります。
企業にとっても、ホームページで自社アピールを行うことで優秀な人材を一人でも多く集めることができる可能性が広がります。
さらに、自社で働く魅力について広くアピールすることも可能です。たとえば、社員紹介ページで自社の環境面や働きやすさ、キャリア形成などについて情報発信することで、休職者側にとっても本格的に検討するための有益な情報となります。

⑤アクセス解析の結果をマーケティングに活かせる

アクセス解析で得られたさまざまな情報をマーケティングに活かすことができます。たとえば、ホームページにアクセスの多い時間帯や期間、アクセス方法がパソコンからかスマートフォンからか、どのようなキーワードで検索する人が多いか、どのWebページから見始め、どんな項目に興味関心をもっていたか、どのWebページがよく見られたのか、最終的に成約までいったかどうか、などです。 こうしたユーザーの動向を集めることで、今後ホームページ上でどのような見せ方をすればいいか、どのような動線がスムーズかなどの改善のきっかけとすることができます。

企業がホームページを開設するデメリット

メリットをご紹介したところで、デメリットについても知っておきたいところです。ここでは、主な3つをご紹介します。

①制作費用だけでなく、運用・更新にもコストがかかる

ホームページは制作した後の運用・更新が欠かせません。自社で対応できる社員がいる場合はいいですが、そうでない場合は公開後も外部に作業を委託することになります。年間にかかる費用も当初より多くかかってしまったというケースは、この運用費用を見落としていることが多いようです。
また、無料または格安で運用できることが売りの「簡易ホームページ制作ソフト」を使う方法もありますが、提供されているサービスには限界もあるため、やはりある程度しっかりとした企業用ホームページとなると有料プランを選択せざるを得なくなります。
いずれにせよ、企業用のホームページは少しずつ育てていくことを前提に、長期的な運用ができるようにしておく必要があります。

②戦略的な運用をしないと「ただの看板」になる

ホームページは「24時間365日稼働する営業担当」であると上述しましたが、具体的な営業戦略を抜きにホームページを開設しても、期待する効果が得られず「ただの看板」となってしまいます。
中身の薄いホームページにならないためにも、どのようなホームページを立ち上げるかから始まり、最初にクリックされるWEBページでどのような情報を与え、何を伝えるか、どのような動線で成約までこぎつけさせるかなど、さまざまな方向から戦略を練っていく必要があります。その上でホームページが本当の意味で効果を発揮するまでには、ある程度の期間も見越しておかなければなりません。
その間、コツコツとホームページ内のコンテンツを充実させたり、Webページの更新作業を行ったりしていくといったことも必要となります。

③社内にホームページ管理者を用意しなくてはならない

社内で自社ホームページの運用を行う場合、社員の誰かを管理者として置く必要があります。ホームページの掲載情報が古いままにならないように更新作業をしたり、定期的なセキュリティ対応をしたりするためです。パソコン操作が得意な社員がいる場合は、通常業務に加えて管理者の仕事を兼務してもらうことになりますが、もしそうした人材がいない場合はこれも外部への委託となります。

以上、ホームページ開設にかかる3つのデメリットでした。
次の項目では、ホームページを開設しないことのデメリットもご紹介します。

ホームページをもたない場合のデメリットは?

最後に、ホームページをもたない場合のデメリットもご紹介します。

①インターネットを介した「潜在顧客」「見込み顧客」を獲得できない

ホームページがないということは、インターネット上の営業が全くできないということです。自社がどんなにすばらしいモノ・コト・サービスをもっていたとしても、それを宣伝しなくては一生知られることがなく顧客を獲得できないままとなります。

②顧客から信用されない

今やホームページを持っていない企業は顧客からも信用されにくい時代になっています。ホームページが開設されていないことで、「存在していなのでは?」とネガティブに捉えられてしまう可能性があります。

③インターネット経由の問い合わせに対応できない

せっかく見込み客が何かのきっかけで興味をもってくれたとしても、検索してホームページが存在していなかったら、その時点で探すことを断念し、ほかの企業の方に流れてしまいます。

④電話で問い合わせに対応する負担が大きい

今は顧客からの問い合わせもメール対応が一般化しているため、問い合わせ窓口が電話対応のみだと、その時点で顧客にとってはハードルが高くなり、せっかくのチャンスを逃す可能性があります。

⑤競合他社と比べて遅れているイメージになるリスク

顧客にとって、ホームページをもっている競合他社ともっていない自社とでは、やはり「もっている企業」の方が情報も得やすく便利です。そのため、競合他社と比較するとどうしても遅れているイメージに見られてしまう可能性があります。

このように、ホームページをもたないデメリットはいろいろあります。おそらく、ほとんどの企業にとってはもつデメリットよりももたないデメリットの方が大きいのではないでしょうか。こうした点もホームページの開設を検討する際の材料にしてもらいたいと思います。

まとめ

今回は、ホームページ開設のメリットとデメリットについてご紹介しました。
企業にとってホームページを開設するということは、インターネット上で24時間自社アピールし、より多くの顧客とつながる機会になります。それ以外にも多くのメリットがあることから、あらゆる業界や業種においてホームページをもつ意味は大きいといえるでしょう。ぜひ前向きにホームページ開設を検討してみてはいかがでしょうか。
ホームページの制作にお困りの場合は、ウェブモ株式会社に相談ください。私たちはホームページ制作の専門知識と経験を持ち、お客様に最適なサポートを提供します。お気軽にお問い合わせください。

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