本当は怖い「ホームページ制作」の話~事前に知っておきたいデメリット~

ホームページ制作に死に金を使おうとしていませんか?「集客・売り上げにつながる」というメリットだけを考えてホームページを作ると、数ヶ月後には、そのホームページ、死んでいるかもしれません。

今回は、ホームページ制作にあたり、事前に知っておくべきデメリットを取り上げます。特に、責任者や決裁権のある方に読んでほしい内容です。もし上司が「とりあえずホームページを制作しよう!」と言いだしたら、ぜひこの記事をシェアしてあげてください。

考えずに制作すれば致命傷

↓↓↓ こんな結果に終わることも

  • なんのためのホームページかよくわからない
  • 競合他社と価格や納期だけを比較され、他社の売上に貢献
  • 更新を怠って、情報の墓場化
  • 会社や商品・サービスのイメージダウン
  • 営業電話と迷惑メール対応

「ホームページ=無料」という呪縛

ホームページを無料で制作・運営することはできません。「無料のサーバー・URLを使って、自分でホームページを作って、自分で運営している。だから完全無料だ。」という人は、そこにかかった時間を時給換算してみてください。本当に無料ですか?ホームページの目的は、経費をかけずに制作・運営することではなく、成果を得ることではありませんか?

「成果が得られるホームページ」にいたっては、無料で制作・運営するのは不可能です。独自ドメインを維持するだけでも、サーバー・ドメインなどの固定費がかかります。情報を更新するための人件費も必要です。集客のための広告費が必要となる場合もあります。

「ホームページ=無料」という呪縛から逃れることが、ホームページ制作にかかる経費を無駄にしない第一歩です。「ホームページはお金と時間がかかるもの」と認識し、そのうえで、適切なコストをかけましょう。

ホームページ開設後、運営にかかる費用相場

  • サーバー費用 3千円~5万円程度/年
  • ドメイン費用 数千円~1万円程度/年
  • ホームページ修正(テキスト) 数千円~/年
  • コンテンツ制作 ライティング1記事 数千円~数万円
  • 撮影費用 数万円~
  • CMS更新 数千円~
  • 広告費用
    【リスティング広告】 1クリック数円~
    広告掲載し、クリックされると料金が発生します。広告料金はキーワードごとに単価が違います。例えば、「ホームページ制作」は815円、「Webシステム開発」は2780円程度かかります。
    【SNS広告】 1クリック数円~

「ITに強そう=思い込み人事」による破綻

自社内で制作する場合も、外注する場合も、ホームページが破綻する一番の理由が不適切な人事です。「社内で一番若い」「パソコンに詳しそう」という理由だけで担当者を任命することはやめましょう。

ホームページを制作・運営するのに必要な知識は、多岐に渡ります。パソコンに詳しくても、ホームページに関する知識があるとは限りません。自社商品・サービス・顧客の知識がなければ、なんのためのホームページなのか、よく分からないものができる可能性があります。成果を得るために何が必要か分からなければ、不要な経費がかかるかもしれません。運営にかかる時間を考慮してもらえないために放置され、破綻したホームページはたくさんあります。「担当者がやめた」それだけの理由で、ホームページが閉鎖に追い込まれることも珍しくありません。

思い込みを捨て、総合的に適切な人事を行い、制作・運営に必要な時間を確保しましょう。ひとりに一時的に任せるのではなく、方向性を決め、どんな作業にどれぐらい時間をかけているのか、共有するだけでも大きな違いがあるでしょう。

「これでいいや」によるイメージダウン

ホームページを開設するということは、世界中に公開しているという意味です。検索すればヒットするようになります。ホームページを見ている人には「文章を作るのや漢字が苦手」「時間がなかった」といった事情は分かりません。いい加減な代表挨拶によってあなたの考えが誤解され、掃除の行き届いていない社内の写真によって品質管理を疑われる可能性があるのです。

「映える写真、キャッチーな文章、印象操作」が必須というわけではありません。まったく知らない人が見たらどう見えるのか、意識しましょう。

訪問者は顧客だけではない

Web上には多くの競合他社がひしめいています。顧客が検索した時に、競合他社と同じ土俵に立つのです。商品やサービスの見せ方を間違えれば、単に金額や納期だけで比較されてしまうかもしれません。また、あなたのホームページを見るのは顧客に限りません。競合他社もリサーチしにやってくるでしょう。そしてその会社の商品・サービスがよりよく見えるための参考になってしまう可能性もあるのです。

営業するつもりが営業される側に

ホームページ公開後「かかってくる電話やメールは営業」となることもあります。迷惑メールに、顧客からのお問い合わせメールが埋もれているかもしれないので、慎重に処理する必要もあります。営業への対応に社員の大切な時間が奪われてしまうかもしれないのです。適切な対応策を用意する必要があります。

ホームページ運営は永遠に

一度公開すると、サイトを閉鎖するのは難しくなります。顧客だけでなく、取引先の信用も失いかねません。ブログやSNSの定期的な更新も重要です。放置はイメージダウンに繋がる可能性があります。また「更新されない=顧客に有用な内容を提供できていない」と判断され、検索に上がりにくくなる可能性もあります。

「ホームページを制作しない」という選択肢

安易にホームページを制作し放置。会社や商品・サービスのイメージが落ちてきた。売上も上がらない。今あるホームページを直すのは難しいので、リニューアルすることになった。

無駄な時間と費用を掛け捨てていく「負の連鎖」です。よくある話です。

「ホームページはお金と時間がかかるもの」と理解し、適切な人材と作業にかける時間を確保する。外注する場合はコストを意識する。そして何より「何のためにホームページを作るのか」、集客や売上アップなど、目的を見失わない。そんな意識がなければ、負の連鎖は止まりません。負の連鎖を断ち切れないなら「ホームページを制作しない」という選択肢を選んだほうがよい可能性もあります。

まずはデメリットを理解し、制作するかしないか検討してみてください。デメリットを理解したうえで制作・運用すれば、得られるメリットはたくさんあります。

後日、「成果が得られるホームページ」の具体的な方法について書きたいと思います。

以前の記事「ホームページ作成の必要性 メリット&デメリットは?」も併せてお読みください。

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