コラム

ネットショップ開業準備「決済代行サービス選定」

2015-04-27 |新規開業

決済手段を増やすには、各決済会社と直接契約する方法と、決済代行サービス(収納代行・集金代行)を契約する方法がありますが、ネットショップの場合、非常に多くの店舗で「決済代行サービス」が採用されています。

ターゲットとなるお客様のニーズにあわせ、可能なかぎり決済手段をふやすため、決済代行サービスの導入を検討しておきましょう。

* 前回の「開業準備 Part.3 ~決済方法について調べてみよう編~」も併せてご覧ください。

決済代行サービスが選ばれる理由

各決済会社と直接契約する場合、導入が完了すれば決済にかかる費用を抑えられる利点はありますが、利用したいサービスの数だけ契約、運用業務が発生します。

例えば、主要な国際ブランドのクレジット会社と加盟店契約を結ぶ場合、VISA、MASTER、JCB、AMEX、DINERS、各カード会社ごとに資料を請求、申込みを行い、審査を受けなければなりません。オーソリゼーション(承認番号の取得)に利用するオンライン決済システムも、それぞれ導入する必要があるので、開発の初期費用は非常に高くなります。日々の業務においても、会社ごとに管理画面(操作方法)が異なる、締日・入金日が異なるなど、運用業務が煩雑になります。
もちろん、コンビニ決済、ネットバンキング決済、キャリア決済、ウォレット決済と、選択肢を増やせば増やすほど、契約や初期開発費用、運用業務の負担は大きくなっていきます。

決済代行サービスを利用する場合、代行サービスの利用料がかかりますが、契約や業務にかかる負担を抑えることが可能です。

例えば、主要な国際ブランドのクレジット会社への申込・契約も一括で行うことができますし、オンライン決済システムの導入も一本化することができます。管理画面が統一され、締日や入金日も一本化されるので、分かりやすい運用を行うことができます。審査に対するアドバイスが受けられる、お問い合わせ窓口(サポート)がひとつになる、といった大きなメリットもあります。
また最近は、クレジット決済、コンビニ決済、ネットバンキング決済、キャリア決済、ウォレット決済など、1つのサービスで複数の決済システムを契約できる「マルチ決済サービス」が主流です。中には、銀行振込や代引決済(代金引換)までカバーされているサービスもあります。
複数の決済手段を用意したいオンラインショップに適しているといえるでしょう。

決済代行サービスの選び方

  • ショッピングモールやショッピングカートシステムで利用できるか
    既に、利用するショッピングモールやショッピングカートシステムが決まっている場合、利用できる決済代行サービスが限られる場合があります。
  • 一元管理システムが対応しているか
    既に、受注や在庫などの一元管理システムの導入を決めている場合は、利用できる決済代行サービスが限られる場合があります。
  • 希望する決済手段があるか
    ターゲットとなるお客様のニーズにあわせ、今すぐ導入したい決済方法だけでなく、将来的に導入したい決済方法が提供されているか、確認しましょう。特に、リボルビング払いや分割払い、継続課金、後払い、海外通貨(外貨建て・多通貨決済・グローバル決済)、BtoB(B2B:企業間取引)などへの対応が必要な方は注意しましょう。
  • 管理画面
    複数の決済システムを契約した場合、同一管理画面上で管理できるか、管理画面は使いやすいかなど、確認しておきましょう。
  • 費用
    初期費用、月額費用、決済手数料など、同一サービス内であっても、決済手段ごとに課金されるケースが多く、それぞれ金額設定が異なるので調べておきましょう。多店舗展開の場合は、1サイト毎に契約が必要となるケースが多いので確認しましょう。
    月額最低手数料、注文処理手数料(売上処理手数料)やキャンセル処理手数料、トランザクション処理料(クレジットカードの承認番号取得や請求などでカード会社との通信毎にかかる料金)など、変動費についても注意が必要です。
  • 入金サイクル(精算サイクル:締日から入金日までの期間)
    入金サイクルが短いサービスも増えています。仕入など運営をふまえて最適なものを選びましょう。また決済手段ごとに設定が異なるサービスもあるので、注意しましょう。
  • チャージバック補償(保証)サービス
    クレジットカード決済において、商品が届いていないのに請求された、身に覚えがない請求がかけられたなど、購入者から返金を要求される場合があります。これをチャージバック(請求取消・支払拒絶・返金請求)といいます。チャージバックに備え、オプションで保証サービスに加入できるサービスもあります。
  • その他
    SSL(暗号化された通信)の使用、3Dセキュア・セキュリティコードへの対応など、セキュリティ面を確認しておきましょう。
  • サポート体制
    オンラインショップは24時間365日稼働しています。サポート体制がしっかりしている会社を選びましょう。

決済代行サービスの選ぶ際の注意

  • 信頼性
    決済代行会社には売上金を預けます。費用の安さだけで選ぶのではなく、信頼性も重視しましょう。
  • 早めに申し込みましょう
    例えば「最低〇日」と謳っている場合でも、商品ページの内容や特定商取引法の表記など、審査に必要な項目に不備があれば、申請をやり直さなければなりません。
    審査を通過した後も、ショッピングモールやショッピングカートシステムへの設定や運用テストを行う必要があります。
    決済代行サービスは早めに申し込むようにしましょう。
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