ネットショップ多店舗展開 「新規店を出店するまで」

新しく1店舗目を開店させる場合と、2店舗目以降のお店を開く場合では、必要となる作業が異なります。そこで今回は、多店舗展開において新規店を出店するまでの流れをまとめてみました。

新規店オープンまでの流れ

1. 既存店の問題点を確認しよう

既存店の問題を確認し、新規店に望むポイントを明確にしておきましょう。

2. どのような展開を行うか(どこに複数出店するのか)検討する

楽天に出店していて次はYahoo!ショッピング、独自ショップを運営していて次は楽天など、次の出店先を決めましょう。
参考:多店舗展開する前に Part.1 ~どのように展開するのか~

3. 一元管理システムの導入を検討しよう

複数店舗を運営するうえでネックとなる運営業務のシステム化を検討しましょう。
参考:多店舗展開する前に Part.2 ~運営のシステム化も考えよう~
多店舗展開する前に Part.3 ~運営業務をシステム化するには~

4. デザインやレイアウト、コンテンツや商品データを見直そう

早く次の店舗を出店したい場合は、既存のショップから、可能な限りそのまま移行する方法もあります。
しかしこの機会に既存店の魅力と問題点を分析し、必要であれば、デザインやレイアウト、コンテンツのリニューアルを行うとよいでしょう。商品データについても、改めて内容を確認し、データを整理してから移行するようにしましょう。

5. 商品に関するデータを揃えよう

商品管理データ、商品のオプション(色やサイズといった項目選択肢)データ、在庫データなどが必要です。一般的に、既存店のシステムからデータをCSV(カンマ区切り)形式でダウンロードし、新規出店先のシステムに読み込めるよう加工し、新規出店先のシステムにアップロードする半手動の方法がよく利用されます。ただしCSVの利用は有料であることも多いため、注意が必要です。CSVを利用しない場合は、手動でリストアップを行いましょう。
*APIを利用する方法もあります。
*一元管理システムを利用する場合も、CSVやAPIを利用する方法が一般的です。
特に商品画像については、既存店のシステムから一括ダウンロードできないケースが多いため、注意が必要です。

6. 新規店で利用する決済サービスを準備しよう

同じ決済方法を利用する場合も、決済方法によっては、1サイト毎に契約が必要となるため、確認しておきましょう。

7. 新規店で利用する梱包資材、配送方法サービスを確認しよう

「〇〇屋 本店」「〇〇屋 楽天市場店」など店舗名が異なる場合、もしくは今までと異なる屋号で出店する場合は、新たな梱包資材や納品書・請求書、チラシなどが必要となる場合があります。また、新たに契約するショッピングカートシステム(もしくは一元管理システム)に、利用している送り状発行システムが対応しているか、確認しておきましょう。

8. その他

独自ドメインを利用したショップを構築する場合は、ドメインを取得、新しいショッピングカートシステムが構築できるサーバを準備しておきましょう。

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