なぜWordPressの管理画面は重くなる? 4つの主な原因を解説

WordPressの管理画面、最近なんだか重くなってきていると気になっていませんか?
簡単な操作を行いたいだけなのに、管理画面の動きが遅いせいで必要以上に時間がかかってしまってはブログ運営のハードルが少し高くなってしまいますよね。
そこで今回は、そんなお悩みを持つ方に向けてWordPressの管理画面が重くなる主な原因とその対策を解説いたします。

はじめに

WordPressの管理画面が重くなってしまう原因はさまざまですが、手始めにブラウザの状態を確認し、キャッシュを削除しておきましょう。WordPressを開いているブラウザにキャッシュが溜まってしまうことで、管理画面の表示がいくらか遅くなってしまうことがあるからです。
キャッシュを削除するだけで問題が全面解決するわけではないものの、管理画面が重いという問題を解決するには「無駄なものはなるべく減らす」ことが基本となるので、まず行ってみることをおすすめします。

原因①インストールしているプラグインが多い

WordPressブログのサイトではなく管理画面だけが重くなっている時は、プラグインによるケースも多いようです。


プラグインは管理画面のバックグラウンドで処理を行っているため、不要なものなどが多くインストールされてしまっていたり、負荷の大きいプラグインを有効化していたりすると、それだけで管理画面の読み込みが遅くなってしまうことがあります。
現在、特に使用していないものや今後まったく使う予定がなさそうなものがあれば無効化や削除をするとよいでしょう。
また、既にインストールしている中で実際にどのプラグインが重いのかを負荷の多い順に視覚で確認できるP3 (Plugin Performance Profiler)というプラグインもあります。
このプラグイン自体に管理画面を軽くしてくれる機能があるわけではありませんが、何が原因になっているか、動作を軽くするためにどのプラグインを削除するかなどを判断するために活用してみるのもよさそうです。
ここでひとつ注意が必要なのは、プラグインをこのように無効化したり削除したりすると、サイト全体の機能に何かしらの影響が及ぶ可能性がゼロではないということです。
そのため、無効化や削除を行う場合には、念のためWordPressの知識豊富な専門家へ事前にアドバイスを求めると安心です。

原因②不要なファイルがサーバーに負荷をかけている

WordPressに含まれている多くのファイルが増えすぎてしまうことで管理画面が重くなるというケースもあります。
その場合は、不要なファイルを整理・削除することでスクリプトが不要に実行されることを防ぎ、サーバー負荷を軽くするようにしましょう。
具体的には「リビジョン」の削除などがあげられます。リビジョンはWord Pressにある自動下書き機能で、記事を過去の下書きから復元したい時などに便利です。
しかし、ファイル数が知らないうちに数多く溜まってしまい、いつのまにかデータベースに保存されるデータ量が管理画面に負担をかけてしまっていることがあります。


必ず事前にバックアップをとっておく必要はありますが、このようなケースでは「WP-Optimize」などのプラグインを利用することでデータベースを最適化し、管理画面からリビジョンを削除することができます。
これはあくまでも一例にすぎませんが、WordPressのデータ削除機能は様々なものが提供されているので、入念に確認しながら活用してみるとよさそうです。

原因③データが増えすぎてしまっている

サイトを表示する際にページの読み込みに時間がかかってしまう時と同様に、管理画面においても読み込むデータが多くなると、その分動作も重くなってしまいます。
例えば、管理画面で表示される画像やメディアファイルの容量が大きい場合や、インストールしたテーマが多い場合などです。テーマが多いと管理画面を表示する際にその分だけ読み込むデータが増えてしまうため、自然と管理画面も重たくなってしまうのです。
画像やメディアファイルの容量を軽くするには、例えば「EWWW Image Optimizer」などのプラグインを活用してファイルサイズを削減することをおすすめします。
ただし「EWWW Image Optimizer」は圧縮率が低めで、同時アクセス数が多いサイトではレスポンスが遅くなる場合もあるため、アクセス数が一定以上あるサイトでは代替プラグインとして「TinyPNG」を活用するとよいでしょう。自身のサイト規模や用途に応じて、選択してみて下さい。
さらに、テーマに関しても同様です。WordPressテーマはインストールすると数多くのテーマがデフォルトでインストールされますが、インストールされたものを全て使用することはあまりないため、不要だと思われるものは削除するとよいでしょう。
無駄なデータを取り除くことで管理画面の読み込みや処理を軽くすることができます。

原因④ 使用サーバーが適していない

ご紹介した対策を試してみても管理画面の動作に改善がみられない場合は、サーバーのスペックを確認してみるとよいでしょう。
リーズナブルなレンタルサーバーを使用している場合は、サーバーのスペックがサイトの規模に追いついていないという可能性も否めません。
特に格安のレンタルサーバーの場合は応答速度が遅かったり、またそこまで格安でなくても契約年数が経っていたりすると性能が十分でないこともありえます。
あれこれ対策を試すよりも、思い切ってサーバーのアップグレードや移行を行ってみたところ応答速度が格段に上がったというケースも多く耳にします。
月額のサーバーレンタル料を少し上乗せすることでもスピードアップが見込めるので、検討してみるのもひとつの手でしょう。その際、信頼性はあるか、表示速度は十分かなどの観点から選択してみてください。

まとめ

ブログ運営を始めたばかりの頃は、管理画面の動作環境までになかなか気が回らないものです。
少しずつ慣れてきた頃に気づけば管理画面が重くなっている、というのも珍しくありません。管理画面の動作が軽くなるだけでも、WordPressブログ運営の作業効率をアップさせることができるはずです。気になる点がある方はぜひ試してみてください。
ただし、無効化や削除などを行う際は、ご自身の大切なサイトに意図しない影響が出てしまうことを防ぐため、事前にWordPressの専門家にアドバイスを仰ぐことを忘れずにいて下さいね。
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