コラム

EC-CUBEのカスタマイズ「あったらいいな♪」を実現

自社で独自のネットショップを起ち上げ、商品を販売する場合、何らかのショッピングカートシステムを導入する必要があり、その方法は、ASP・無料オープンソース・有償パッケージ・フルスクラッチ開発の、大きく4つに分類されます。
参考:開業準備 Part.5 ~出店方法を決めよう編~

通常はネットショップの運営や商品のことを考慮して選択すべきですが、手軽さや安価な点だけで判断し、カラーミーショップ、メイクショップなどASPを採用するケースが少なくありません。
しかし実は取扱商品によって、ASP以外の方法を選択し、その商品の特性や運営側の作業効率、お客様の動線やご要望などをふまえカスタマイズを行ったほうが、余計な経費を削減し、売り上げが伸びるケースがあるのをご存知でしょうか。

例えば、私がこの仕事を始めるきっかけとなった、犬服の販売をしていた時のこと。
犬服はサイズ展開が多く、個体差も大きいため、頻繁に電話やメールでサイズ調整に関する問い合わせが入り、通常業務に支障が生じることがありました。また、質問するのが面倒・分かりにくいと、注文をやめてしまった方もいらっしゃいました。

当時、私の店では、EC-CUBEを利用してネットショップを運営していましたが、デフォルトの機能には、カート上でワンちゃんのサイズを入力する項目がありませんでした。備考欄に「記載してください」と注意事項や記入例を書いてみましたが、直感的に分かりにくかったようです。見落として後から連絡が来る、必要な項目が抜けた状態で注文が来たのでこちらから連絡する、といった問題があり、状況はあまり変わりませんでした。

そこでショッピングカート上で、首回り・胴回り・体長の長さなど、それぞれ入力できるようにEC-CUBEを改修したところ、無駄なやりとりがほぼ無くなり、そこにかかっていた人件費も削減。さらに面倒・分かりにくいと、途中で注文をとりやめる方も減り、オーダーメイドの売上も大きく伸びました。
これはASPではなく、EC-CUBEを採用していたからできたカスタマイズです。

最近あったよ♪ EC-CUBEカスタマイズの実例

ほかにも、実例をみてみましょう。

  1. 法律により一度に販売できる個数が制限されている商品
    商品ごとに一度に販売できる個数を設定するためのカスタマイズ
  2. 賞味期限がある商品
    賞味期限が近くなったロットを在庫管理画面でアラート表示し、セール品とする。
    続いて必要となる商品を入荷するための処理を行うためのカスタマイズ
  3. オプションや選択項目が多く、お見積り後、成約となる商品
    お見積もりフォームを拡充し、オプションなどを選択すると同時にその場でお見積り金額を表示し、そのまま購入に至るためのカスタマイズ

今回挙げた例は、商品特性への対応、ネットショップ運営の作業効率アップ、そしてお客様の視点から「あったらいいな」を実現したものです。

商品特性や作業効率アップなどは、比較的早期に気づいて取り組まれる方が多いようですが、私は最後の「お客様目線のあったらいいなカスタマイズ」も非常に有効だと考えています。今回の実例などは、リフォーム・保険・宿泊業界など、さまざまな業種で活用できるでしょう。

お客様の立場にたって、商品や店舗、カートの流れなどを客観的にみてみる。もしくはヒアリングする。そして「あったらいいな」の機能をカスタマイズすることにより、売り上げが伸びる可能性は大いにあります。
まずは何が「あったらいいな」なのか、考えてみましょう。

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