リモートワークが定着した昨今、遠隔地でも対面でコミュニケーションが行えるZoomは公私を問わず活躍しています。そして、Zoomは他のアプリとの連携によって、さらに便利に活用することができるのもポイントです。Zoomのポピュラーな運用方法と、利用に伴う課題を明らかにしながら、Zoomとの連携が可能な便利アプリについて、ご紹介していきます。
「<WEB会議>Zoomの使い方~入門編~」「<WEB会議>Zoomの使い方~応用編~」も併せてお読みください。
目次
主なZoomの運用方法
リモート会議アプリであるZoomは、運用方法次第でさまざまなアクティビティに活用することができます。
リモート会議
Zoomの最も一般的な使い方といえば、やはりリモート会議になるでしょう。
新型コロナウイルスの影響により、会社への通勤や特定の場所に集まってのミーティングを行うことが難しく、リモート会議は日常的に行われるようになりました。Zoomはリモート会議の普及とともに広まり、今やWebミーティングの代名詞となっています。PCだけでなく、スマホにもアプリをインストールしておけば、いつでもどこでも会議に参加できるため、その利便性は高く、頼りになる存在です。
ウェビナー
新型コロナにより影響を受けたのは、会社での活動だけではありません。企業が実施するセミナー関連も軒並み延期、あるいは中止となり、企業間のコミュニケーションの接点や、営業活動の現場も減少してしまいました。
そこで新たな代替手段として、頻繁に実施されるようになったのがウェビナーです。ウェブを通じてオンラインで行うセミナーは以前より実施されてきましたが、感染症対策ということで、オフラインのセミナーもオンラインへと移行しています。Zoomは一対一のコミュニケーションだけでなく、一対複数人の会議も行えるため、ウェビナーを実施する上でも有効です。テキストチャットやマイクを使って質疑応答も可能なため、機能面では対面のセミナーと遜色ないと言えるでしょう。
習い事
料理教室やヨガなど、教室へ通って実施するアクティビティもまた、新型コロナの影響で客足が遠のいています。Zoomはただコミュニケーションを取るだけでなく、さまざまなレッスンをオンライン上で行うことができます。
Zoomを使ってオンラインレッスンを実施することで、3密を回避しながら講義を行うことができるため、多くの習い事教室などで導入されています。教室へ赴かないことで感染リスクを抑えられるだけでなく、現地まで足を運ぶ必要がないため、気軽にレッスンへ参加できることのメリットにも注目が集まっています。
オンラインイベント
エンターテイメントは、新型コロナの被害を最も被った業界の一つです。ライブコンサートやパフォーマンスに携わるエンターテイナーはもちろんのこと、その会場を提供するライブハウスやクラブ、競技場関係者も、壊滅的な打撃を受けています。
そんな被害を少しでも食い止めようということで、最近ではオンラインライブやパフォーマンスなど、インターネット上で楽しめるライブコンテンツの配信にも力が入ってます。チケットを販売し、購入者のみ招待されるZoomミーティング上で、好きなアーティストのライブパフォーマンスを見ることが出来る仕組みなどが採用されています。これまでも実際のライブチケットに加え、オンラインチケットでネットからアーティストのパフォーマンスを見られるようにしてはどうかという議論もありました。新型コロナが収束した後も、オンラインとオフラインを融合したイベントの開催は定着していくことになりそうです。
Zoom単体の運用が抱える課題
このように多彩な使い方が可能なZoomですが、一方ではいくつかの課題も見受けられます。
インストールが必要
既存の会議に参加するだけであればブラウザからでも利用することができますが、基本機能を全て利用するためにはソフトのインストールが必要です。普段はZoomを利用していないデバイスからリモート会議に参加する必要が出た場合など、とっさに対応できない可能性は少なからず存在します。
スケジュール管理
Zoomを使ったミーティングでは、今後のスケジュールの記入や確認が必要なケースもあります。会議室のような役割を果たしてくれるZoomとはいえ、スケジュール管理は自分で行わなければいけないため、Zoomの他にアプリを立ち上げ、複数の画面を同時に扱う必要もあるでしょう。
ファイル管理
リモート会議にかかせないのがファイルの共有です。こちらもスケジュール管理同様、Zoomの外のアプリを使って扱う必要があります。スムーズな情報共有が望ましいものの、やはりいくつものアプリをZoomの他に扱わなければならないのは少し煩わしさを覚えるところです。
イベント機能
Zoomを使ったオンラインイベントは少しずつ普及しているものの、チケット販売のシステムなどにはまだ課題が残ります。Zoomとチケットシステムはまだ連携されていないため、チケット購入者向けにURLとパスを送付するなど、やや無駄の目立つプロセスが採用されています。送客がZoom上で一貫して行えるようになれば、さらなるオンラインイベントの活性化も狙えそうです。
Zoomとの連携可能なアプリ5選
上記のような課題を解決すべく、今や既存のポピュラーなアプリがZoomへの対応を始めつつあります。また、Zoomのサービス向上に特化したアプリなども登場しており、今後のさらなる利便性の向上にも期待することができます。
Slack(スラック)
テキストコミュニケーションアプリとしては世界で最も人気のSlackですが、こちらはすでにZoomとの互換性を有しています。あらかじめアカウントを連携しておくことで、Zoomのアプリをインストールしていなくとも、Slack上でZoom会議を始めることが可能です。
Googleカレンダー
Googleカレンダーは複数人のスケジュール管理を共有するのに活躍するカレンダーアプリですが、Zoomとの連携が可能です。Zoom会議スケジュールの作成や、ルームの作成まで行うことが出来るため、アプリ間の遷移を快適に行えます。
Dropbox(ドロップボックス)
クラウドストレージアプリのDropboxをZoomと連携させると、大きいサイズのファイルなどであっても快適に情報共有を行うことができます。また、Dropboxの機密性の高い通信環境で共有が行えるため、セキュリティ面での安心感も大きいのが特徴です。
TimeRex(タイムレックス)
こちらもスケジュール管理に便利なアプリの一つです。「調整さん」と同じ運営元ということで馴染みのある方も多いのではないでしょうか。Zoomと連携することで、Zoom会議設定を直接行えるだけでなく、他のユーザーにも調整した日を通知することができるようになります。
Snap Camera(スナップカメラ)
顔色や背景を加工できるカメラエフェクトアプリです。例えば、資生堂のARフィルター「TeleBeauty」を選択すれば、ノーメイクでもメイクしているように見せることができます。Zoomだけでなく、Skype、Google Meet、Teamsなどでも利用できます。
おわりに
Zoomは今やオンラインでの活動にはかかせない場所になりつつあり、今年に入って急激に成長しています。それに伴いサービス面での拡充も進み、連携機能も向上しています。各アプリを効果的に活用し、快適なZoomライフを実現しましょう。
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