【店舗向け】SNSを活かした集客の秘訣! 効果とメリット・デメリット

近頃は、ホームページだけでなく様々なSNSを駆使してお店の情報を発信している店舗も多くなってきました。中にはホームページとSNSを上手に併用していたり、SNSだけで情報発信を行っている店舗も珍しくありません。そのような時流に乗ってSNSを活用してみたいけれど、いまいち自信がない……そんなご担当者様もいらっしゃるかもしれません。そこで今回は、店舗向けのSNS活用方法をご紹介していきます。

はじめに

まさにSNS全盛期ともいえる今、InstagramやX(旧Twitter)、TikTokなど様々なものが利用されています。以前はSNSといえば誰かとコミュニケーションをとるためのツールとして活用されることが多かったものの、近頃は商品やサービスの情報収集手段として、特に若い世代の消費者を中心として活用されるようになってきています。
SNSの種類が異なれば、そのメインユーザー層や得意とする機能もそれぞれ異なります。主なSNSのメインユーザー層や特徴などについては、ぜひこちらの過去記事をご参照ください。
■企業SNS運用を成功に導く8つのポイント
小規模運営の店舗でも、映える写真を投稿したり広告やキャンペーン情報を配信したり、さらには飲食・販売業にとどまらず、病院などでも有益な情報を配信することでかかりつけ医として患者さんに選んでもらえるようになるなど、それぞれのSNSの特徴を生かすことで、SNSには効率的な集客ツールとしての役割が期待できます。

SNS活用のメリット

SNSを集客へ活用するメリットはいくつかありますが、代表的なものとして3つがあげられます。

誰でも気軽に始めやすい

アカウントの作成や投稿など、どのSNSでも基本的な機能は無料で利用することができます。「SNSを集客に活用してみよう」と思い立った時にいつでも気軽に始めることができるのは、やはり大きな魅力といえるでしょう。
より効率的に確実に集客効果を高めたい場合は、SNS広告などの有料プランを利用することをおすすめしますが、従来型の宣伝広告と比べても比較的低コストで運用することができます。
またSNSの特性上、ターゲットを細かく絞って広告配信することもできるため、これまで宣伝などにあまり関わったことのない人でも効率的に集客に結びつけやすいという傾向もあります。

「今」の情報を発信・拡散できる

SNSはリアルタイムでの情報発信に長けたツールです。ホームページなどの場合、まさに「今の情報」を届けたいと思っても、ページを開いてアクセスしてもらうか、メールを配信して読んでもらうといった手間がどうしてもかかってしまいます。
しかし、SNSなら営業時間の変更や臨時休業のお知らせなど、今すぐに伝えておきたい情報を投稿することでタイムラインに上げることができるので、ひと手間をかけなくても情報にアクセスしてもらうことが可能です。
さらに拡散性も高いため、自ら情報を多方面に配信しなくても投稿した情報にフォロワーが何かしらの反応をすることで自然と情報が広がっていき、新製品やキャンペーンなどの情報をより多くのユーザーへと届けることもできるのがメリットです。

効率的に販路拡大ができる

雑誌への広告掲載やチラシの配布などは、お店のことを知らない不特定多数の人に情報を届けるこができますが、そのお店の存在を知りさえすれば利用するであろう「潜在顧客」ではないため、必ずしも効率的な方法であるとは限りません。 一方、SNSでは自社のターゲット層にピンポイントで情報を届けたり、タイムライン上に広告を表示したりすることが可能です。お店にもともと興味を持っていそうな人や、お店のことを知ったら利用すると考えられるユーザーに絞って情報を届けることができれば、より少ない労力で販路を拡大していくことが可能となります。

具体的なSNS活用方法

SNSを集客に活用する際のメリットが分かったところで、次は各SNSの具体的な活用方法をご紹介します。

Instagram

Instagramは写真・動画などの視覚的な情報発信に長けたSNSです。そのため、特に飲食店では彩り豊かな料理の写真を掲載するだけでもその魅力を存分に伝えることができます。
視覚に訴える手法を駆使して、料理や店内の写真だけでなくお店のコンセプトに合わせたファッションのスタッフ写真などを載せることでお店の雰囲気をトータルで演出することもできます。
ファッション専門店や雑貨店の場合も、商品写真だけでなく着用写真やインテリアとのコーディネートなど、雑誌の1ページのような感覚で使用例を掲載するという方法もあります。また、Instagramには24時間限定で情報を配信できる「ストーリーズ」という機能もあるので、視覚的な情報だけでなく期間限定のキャンペーンや営業時間の情報など、リアルタイムの情報も発信することができます。 一定数のフォロワーを獲得すると、お店の公式ホームページや予約専用ページなどへのリンクを設置することもできるので、投稿に興味を持った人を確実に次のアクションへとつなげることができるようになっています。

X(旧Twitter)

Xは、情報をなるべく多くのユーザーに拡散したい場合にぜひ活用したいSNSです。
投稿に対してユーザーが「いいね」や「リツイート」などで反応することで、お店のアカウントを直接フォローしていないユーザーにも情報を広げていくことができるからです。
セール情報やイベント告知など、確実にすぐに届けたい情報を拡散したい場合も、簡潔に文字情報を伝えやすいXの利用がおすすめです。
Xの拡散力の高さを生かして、自店の商品・サービスを利用したユーザーのツイートをさらにお店側が頻繁にリツイートすることで、お店のことを知らない人達のタイムラインに情報を載せるという方法も集客につなげる方法として使われています。

TikTok

TikTokはショート動画を制作・投稿できるSNSであることから、静止画だと伝えきれない商品やサービスの魅力を伝えたい時におすすめです。
使用方法が特徴的な商品や、焼ける音が食欲をそそる料理、活気のある店内の様子などを動画にすることで直接的に訴えかけ、集客につなげることができます。
TikTokは特に若年層にユーザーが多いため、若年層向けの商品やサービスの情報を発信するのにとりわけ効果があるといえるでしょう。
TikTokには、ユーザーのタイムラインにおすすめの動画が表示されるようになっているため、ユーザーが楽しめる動画を配信していけば、それだけ閲覧してもえる機会が増えるようになります。ショート動画という特徴を生かし、ただの「お店の宣伝」としての活用法だけでなく、少し見てみたくなるようなちょっとしたおもしろ動画を投稿することでフォロワー以外のユーザーからの認知を高め、集客につなげているという事例もあるようです。

LINE

LINEは最も多くの日本人が利用しているSNSですが、他のSNSとは異なり、お店のことを知らない人に情報を配信することはできません。
ユーザーに「友達追加」してもらうことで情報を配信することができるため、潜在顧客ではなく、リピーターの獲得に威力を発揮するSNSだといえるでしょう。
お店のアカウントを友達追加したユーザーにクーポンを配信したり、様々な情報を直接届けたりと、顧客とお店との距離を縮めるのに効果的です。
また「ショップカード機能」により、アプリ上でポイントを貯めてもらうこともできるので、来店を促したい時間帯などにポイントのキャンペーンを行うなどして確実に集客のアップに効果をあげている事例もあります。
さらに店舗だけでなく病院でも患者さんに友達追加してもらうことで、地域の感染症の状況やワクチン接種情報を配信したり、病院の休診情報を流したりするなどして患者さんとの心理的距離を縮め、来院につなげているという事例もみられます。

デメリット

上手に活用すればメリットも大きいSNS集客ですが、実際に取りかかるにあたっては事前にデメリットも知っておきたいところです。
ここでは、主なデメリットを2つご紹介していきます。

拡散力が強いゆえのリスクがある

SNSの持つ高い拡散力は、効率的に集客を行う上では大きなメリットであると先ほどお伝えしました。これは裏を返せば、拡散したくない情報も時として意図せず広がってしまうというデメリットにもなってしまいます。
時に有名人の発言や投稿がSNS上で「炎上」したとして取り上げられてしまうこともありますが、お店としても何かしら不適切な投稿を行ってしまった場合、あっという間に広がってしまうという事態も想定しておかなくてはなりません。
お店側が何か間違った情報を投稿してしまった場合だけに限らず、フォロワーとのコミュニケーションにおけるボタンの掛け違えにも注意しておく必要があります。
お店の投稿に対するフォロワーからのコメントや質問への返答方法にも丁寧な対応を心がけていくことは欠かせません。
正しい情報を発信するのはもちろんのこと、何か誤った情報を流してしまった場合には速やかに訂正すること、そして質の良いコミュニケーションを取る姿勢を心がけることなどを念頭に置いて活用していくことが大切だといえるでしょう。

運用に手間がかかり、効果を長い目でみる必要がある

拡散力が強いゆえのリスクを回避するために丁寧な情報発信を心掛ける……というだけでも大変なことのように感じてしまうかもしれませんが、SNSを集客に活用することは気軽に始められる一方で、ある程度運用に手間がかかってしまうことはやはり否めません。
SNS担当者になった場合、まず「投稿する内容のアイディアを出す」→「投稿内容を決定し文面や写真などを考える」→「写真撮影・加工」→「投稿」というように、いくつかの工程を踏まなくてはならないでしょう。
そして、投稿すればそれで終わりというわけではなく、自ら投稿をシェアしたり、それが他ユーザーにどのようにリツイートされているか確認したりなど、その結果も確認して次につなげていくようにしなくてはなりません。
また、投稿の結果が即日集客につながるわけではなく、成果を実感できるようになるまでにはしばらく時間がかかることも事実です。
フォロワー数を増やし、投稿に反応してもらって確実に情報を拡散していくようにするには、十分な投稿数を積み上げていかなくてはなりません。ほとんど投稿のないアカウントにはフォロワーも面白味を感じませんので、一定の間隔で頻繁に情報を更新する必要があるでしょう。
効率的な集客を期待できるSNSの活用ですが、確実に成果を出すにはやはり長期間にわたり継続的にコツコツと向き合う姿勢がどうしても必要になるでしょう。

まとめ

SNSはメリット・デメリットを理解した上で着実に運用していきさえすれば、効率的に集客していくことが可能です。
どのような業態でも顧客数を増やしたい、商品の売り上げを伸ばしたいというのが目的ではありますが、SNSを活用するにあたっては、ぜひさらに踏み込んだところまでより具体的に「いつまでに何件の予約を獲得したい」「クーポンの利用者を何件にしたい」というように目標を設定してみるよと良いでしょう。
目標が具体的であればあるほど、より確実にターゲットに情報を届けることができ、投稿内容も簡潔にまとめることができるようになるはずです。 自店のお客様層や商品・サービスの内容と達成したい目標とを照らし合わせれば、それにマッチしたSNSを選びやすくもなるはずなので、ぜひ活用を前向きに検討してみてはいかがでしょうか。
SNS運用にお困りの場合は、ウェブモ株式会社に相談ください。私たちは専門知識と経験を持ち、お客様に最適なサポートを提供します。お気軽にお問い合わせください。

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