2018年4月3日、六本木ヒルズのGoogle 東京オフィスで開催された「Google Dance Tokyo 2018」
抽選に当選したので、大喜びで参加してきました!
最初から最後まで楽しくて、あっという間に終わってしまいました。
なかでも興味深かったのが、Googleの長山一石氏のセッション「SEO中級者になるために」
SEO初心者から中級者になるために、理解すべき3つのポイントを分かりやすく教えてくださいました。
目次
SEO超入門「5つのポイント」
まずは前回のおさらい。(前回は参加してませんが、こちらも聞いておきたかった。)
この5点をとりあえず抑えておけば、大きな問題にはならない。
- ユーザーを知る
- モバイル対応をする
- サーチコンソールを使う
- ガイドライン準拠する
- Googleに聞く
中級者「Googleに聞かなくてもある程度分かるようになる」
今回のテーマはココ。
中級者を名乗るためには、先ほどの5点だけでは足りないので、次の3点について考えましょう…という内容です。
- SEOとは
- 検索エンジンで抑えておくべき仕様と知識は何か
- ユーザ行動を理解するためにはどうすればよいか
SEOとは「情報伝達の加速化・円滑化」
情報伝達の加速化・円滑化をおこなうためには、Googleにサイトをきちんと理解させ、ユーザーにとって魅力的なサイトを作る必要がある。でもまずは「自分のサイトについて理解する」ことが重要とのこと。
- トピックは何か
- 重要なページはどれか?
- 主要なオーディエンスは誰か?
- 競合サイトはどのようなものか
自分のサイトについて理解し、魅力的なサイトを構築したら、Googleにそれを伝える。
こうして順を追うと分かりやすいですね。お客様へのヒアリングにも取り入れたい方法だと思いました。
クロールインデックス制御の80%は「(4つの)3種の神器」でカバー
項目としては4つですが、NoindexとRobots.txtはともに検索エンジンに「NO」を伝えるので1カウントとし、3つの神器と紹介がありました。
- Noindex / Robots.txt
- Sitemap
- Canonical
特に改めて理論的で面白かったのは、NoindexとRobots.txtです。
Noindexがインデックスをブロックし、Robots.txtはクロールをブロックする。似て非なるもの。
だから同じ「NO」でも何をしたいのか、どんな経緯でNOを伝える必要が起きたのか考えなければならない。
例えば、既にインデックスされているものに対して、Noindexを設定する場合、先にクロールを止めてしまうと、Noindexをクロールしないので、いつまでもインデックスされてしまう。
理論的に考えると当たり前のことなのに、混同しやすいポイントを分かりやすい例でご紹介いただきました。
ユーザーにとって有益なページを作れば、ランキングは後からついてくる
ランキングを制御しようとするのではなく、ユーザーの行動・意図・ニーズを理解し、良質なコンテンツを作ればランキングは後からついてくるものだ、というマインドセットが重要とのこと。
しかし「何が良質なコンテンツなのか」という答えはなく、ランキングにおける良質なコンテンツとは「あくまでクエリに依存する」ため、自分のサイトが持つクエリのポートフォリオを理解する必要性を説いていました。
- 現在流入があるクエリは何か?
- 流入を発生させたいクエリは何か?
- それぞれの現在の平均順位は?
- クエリのオーディエンスは誰か?
- 指標に特徴のあるディメンションはあるか?
クエリに対する理解を深め、それぞれのクエリごとにユーザー理解を深め、アクションを起こしていく
漸進的改良のための循環として、長山氏の造語「OHATPAM(オハットパン:Observation、Hypothesis、Analysis、Testing、Planning、Action、Monitoring)」も紹介されました。簡単にいえばPDCAをもう一歩踏み込み「観察→仮説→分析→検証→計画→実行→看視」と細分化したサイクルです。ぜひ意識していこうと思います。
来年も参加したいです!!
今回参加して、長山氏のセッションを聞いて「理論的に考えること」の面白さを知りました。
いつも知識として詰め込もう、仕様を読み込もうとしますが、理論的に考えていくと、楽しく面白く理解しやすいことに気づきます。
最後に長山氏の名言を
「Googleを知り、ユーザーを知れば百クエリ危うからず」
まさに。もっともっとGoogleを知り、ユーザーを知る努力をしていきたいなと思いました。
Googleを知る方法
Google ウェブマスター コミュニティ
Google公式コミュニティです。さまざまな最新情報を得ることができます。
Youtubeでは「ウェブマスターオフィスアワー」が配信されています。
今月は、GoogleDanceTokyo2018の会場から配信されました。
Japanese Webmaster Office Hours(ウェブマスター オフィスアワー 2018年4月3日)
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