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楽天集客の基本~商品名で検索したのに見つからない?~
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ネットショップの売上アップをはかるうえで「アクセス人数×コンバージョン率(CV率・転換率・成約率・購買率)×客単価」を把握する重要性はご存知の方も多いでしょう。また、単純にそれぞれの数字を向上させればよいわけではなく、数字の質を考慮すべきこと、そのために必要なSEO対策の知識も浸透してきたように思います。
しかし最近、それ以前の「運営」に問題を抱えるケースを、頻繁に見かけるようになりました。
本当にあった!実例
楽天の検索結果には、通常の検索エンジンと同じように、広告出稿商品が表示されるエリアと自然検索の結果が表示されるエリアがあります。楽天市場で集客する手段のひとつとして、この自然検索で上位表示を行うよう、楽天SEO対策を行うことは非常に重要な作業です。
先日、新たにコンサルティングをご依頼をいただいたお客様について、あまりにアクセス数が少なすぎるため、まずは主要商品の検索状況を調べたところ、楽天SEO対策を打つ以前の状況であることが判明しました。
例えば、商品が検索結果に表示されない。(飲料なのに革製品に表示されていました!!)
商品の90%以上がギフト対応しているのに、おくりもの市場に表示される商品が、わずか1点!!
これでは、集客などできるわけがありません。
原因は、ずさんな商品登録にありました。
- 誤った「全商品ディレクトリID(楽天のカテゴリ)」の設定
- タグIDの未設定
- 在庫切れだらけの商品ラインナップ
そしてまず、これを修正しただけで、翌月にアクセス数は6割増、売上にいたっては278%に達しました。
これは楽天SEOの成果とはいえません。
ネットショップ運営の基本を軽視したために、取りこぼしていた数字です。
さらに他の項目にも、未登録・誤り・修正漏れが多々ありましたので、あのまま放置していれば、楽天ガイドライン違反でなんらかの措置を受けていたかもしれません。(2016年9月からは、今までの曖昧な抑止制度ではなく、明確な違反点数制度が導入されるため、注意が必要です。)
残念ながら、この問題は、このお客様に限ったことではありません。「商品登録や日々の運営に問題はない」としながらネットショップのコンサルティングを依頼されるお客様によくみられる問題です。そして最近どんどん増えているように思います。
ガイドライン遵守、仕様変更への対応で売上アップ?
こういった問題を抱えるお客様に共通する傾向のひとつとして「楽天ガイドラインや仕様を読んでいない、理解していない、変更があったことを知らない」ことが挙げられます。
新規開店の折には審査もあり、店舗情報も商品情報も正しく適切に設定していたにも関わらず
- 新規開店は業者に頼んだので、そもそもルールを知らない、なんとなくコピーして使っている
- 日々の運営の中で、徐々に忘れてしまった、面倒になった
- 担当者変更にともない、登録に関する知識が曖昧になった
- 各担当者が自分の使う機能だけを見て「楽天からの重要なお知らせ」を誰も確認していない
といった理由から、ガイドラインへの未対応や、せっかく便利な新機能の未使用といった状況を招いていることが非常に多いのです。
楽天のガイドライン変更、RMSの仕様追加・変更は、理由なく行われているわけではありません。
楽天市場に寄せられた、お客様のクレームや要望を反映したものもたくさんあります。
つまり、ガイドラインを守り、RMSの仕様追加・変更に適切に対応するだけで、有意義なアクセスが増加し、お客様の満足度もあがるケースが少なくないのです。
満足度があがれば、売上だけでなく、レビュー数の増加、リピーター率の向上も見込めます。
ガイドラインを遵守し、正しい情報を登録・変更し続けること、そんなネットショップ運営の基本中の基本を守るだけで、売り逃しを防ぐばかりか、売上が向上する可能性があるのです。
広告をかける前に、基本を見直して!
集客に悩む楽天ショップのオーナー様は、広告や楽天SEO対策だけに目を向ける傾向があります。
広告や楽天SEO対策だけに頼るのではなく、同時にこういった運営の基本を見直しを行い、店舗の底力をアップしましょう。
簡単なようで、実際は面倒な作業です。
楽天SEO対策や運営代行を依頼する場合は、このあたりも作業に加えてもらえるか確認するとよいかもしれません。
登録自体は店舗側で行い、内容が正しいか、適切か確認してもらうとよいでしょう。
ネットショップのコンサルティングをアウトソーシングしている場合は、運営方法への助言として、そちらに依頼する方法もあります。
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