越境ECのご相談も多く「Magento(マジェント)」を利用したECサイト構築も行っています。
前回は「シンプル商品の登録方法」をご紹介いたしましたので、今回は「コンフィグ商品の登録方法」についてご紹介します。
※日本語ロケールされた2系にをベースとして記述します。
※項目名や画面キャプチャは、環境により異なりますので参考としてください。
第4回 図解で簡単!商品登録方法
第3回 決済会社の選び方
第2回 基本機能とメリット・デメリットを解説
第1回 図解で簡単!インストール方法を紹介
目次
【事前に】用意されている商品属性を見てみよう
Magento2では、基本となる商品をシンプル商品(Simple Product)、色やサイズといった属性を持つ商品をコンフィグ商品(Configurable Product)として登録します。
商品属性は事前に準備することもできますし、商品登録を行いながら追加することも可能です。
なおMagento2をインストールするとデフォルトで、コンフィグ商品設定用に「Color/Format/Size」という3つの属性が登録されています。事前にこの3項目の登録状況を見ておくと、商品属性を理解しやすくなると思います。
商品属性管理画面を開く
管理画面にログインしたら<店舗>をクリックし「属性」の中の<商品>を選択してください。
現在登録されている商品属性一覧が表示されます。(さまざまな機能で使用する属性が一覧で表示されます。)
確認したい項目を絞り込む
一覧の最初の行を利用すると、リストを必要な項目に絞り込むことができます。今回は属性コードに「size」と入力し<検索>ボタンをクリックしてみましょう。
登録内容を確認する
絞り込んだ結果から「size」という属性の行をクリックすると、登録されている内容が表示されます。
左側のタブで「プロパティ」を選択すると、主な項目を確認することができます。(この画面から登録内容の変更も可能です。)
- 標準のラベル
属性の名称を、基本となる言語で入力します。
フロントエンドに表示する名称を言語ごとに切り替えたい場合は、左側のタブを「ラベル管理」に切り替えて設定します。 - 店舗管理者のカタログ入力形式
フロントエンドで、お客様が属性を切り替える方法を指定します。「ドロップダウン・ビジュアルスワッチ・テキストスワッチ」という3種類のフォーマットが用意されています。
sizeに設定されている「テキストスワッチ」は入力したテキストから自動生成されるボタンになります。
「ドロップダウン」を選べばドロップダウンメニュー形式となり、「ビジュアルスワッチ」を選べば設定した色や画像をボタンにすることができます。
- スワッチ管理(属性の値)
フロントエンドで表示される内容を設定します。
設定画面は「店舗管理者のカタログ入力形式」で選択した内容により異なりますが、Adminには基本となる言語で登録し、それ以外は各言語で登録していきます。
確認が終わったら保存せず、<← 戻る>ボタンをクリックして一覧に戻り、実際の登録方法をみていきましょう。
コンフィグ商品登録画面を開く
管理画面から<カタログ>をクリックし<商品>を選択してください。
現在登録されている商品一覧が表示されるので、画面右上にある<新規商品の追加>ボタンの右横のドロップダウンから「コンフィグ商品」を選びます。
商品の基本情報を入力・設定
基本的な商品の登録方法は前回ご紹介した「シンプル商品の登録方法」と同じです。必要な項目を設定してください。
商品の属性を設定
画面下部の「設定」内<設定を作成>ボタンをクリックします。
「商品設定をしてください」という画面が表示されます。
スキップ1:属性を選択
スキップ1では、既に用意・登録されているフォーマットを使用するか、もしくは新しい設定を作成します。
既に用意されているフォーマットを利用する場合
利用したい属性の左側にチェックをつけてから、画面右上の<次>ボタンをクリックします。
例えばサイズと色など、複数選択が可能です。
新しい商品属性を設定する場合
画面右側の<新規属性作成>ボタンをクリックします。
「新規属性」画面が表示されます。
画面の順番と少し異なりますが、次の順に作業を進めると分かりやすいかもしれません。
1. 属性のプロパティ
標準のラベルを入力し、店舗管理者のカタログ入力形式を選択してください。
2. タイトル管理(サイズ,色, etc.)
フロントエンドで表示するテキストを設定します。
3. 拡張属性プロパティ
属性コードを指定してください。分かりやすい英単語にしておくとよいでしょう。
4. オプション管理・スワッチ管理(属性の値)
店舗管理者のカタログ入力形式で、ドロップダウンを選択した場合は「オプション管理」、ビジュアルスワッチ・テキストスワッチを選択した場合は「スワッチ管理」を設定します。
オプション管理の場合は<オプションを追加>ボタン、スワッチ管理の場合は<スワッチ追加>ボタンをクリックして、必要な値を追加してください。
スワッチ追加により色を選択する際は、
入力後、並び順を変更したい場合は、行をドラッグすることにより入れ替えることが可能です。
5. 入力が完了したら、画面右上の<属性保存>ボタンをクリックしてください。
6. 属性選択画面に戻るので、利用したい属性の左側にチェックをつけてから、画面右上の<次>ボタンをクリックします。
スキップ2:属性値
属性ごとに、オプションで使用したい値にチェックをつけてから、画面右上の<次>ボタンをクリックします。
スキップ3:バルクイメージ、価格および数量
画像・価格・個数という項目について、それぞれ3つの設定パターンから選択する必要があります。
画像
- 1つのセットの画像を全てのSKUに適用する
どのオプションでも同じ画像を表示する際に選択します。 - 各SKUの属性によるユニーク画像を適用
オプションごとに違う画像を表示する際に選択します。 - 今回の画像アップロードをスキップ
商品画像を後で登録する際に選択します。
価格
- 単一価格を全てのSKUに適用
どのオプションも同じ価格で設定する際に選択します。 - 属性によるユニークプライスを各SKUに適用
オプションごとに違う価格を設定する際に選択します。 - 今回価格スキップ
価格を後で登録する際に選択します。
個数
- シングル数量を各SKUに適用
どのオプションにも同じ在庫数を適用する際に選択します。 - 属性によるユニーク数量を各SKUに適用
オプションごとに在庫数を入力する際に選択します。 - 今回数量をスキップ
在庫数を後で登録する際に選択します。
それぞれ選択し終わったら、画面右上の<次>ボタンをクリックします。
スキップ4:サマリー
登録内容の確認画面が表示されるので、内容を確認し、問題なければ、画面右上の<製品作成>ボタンをクリックします。
保存と確認
必要な項目を入力し終えたら、画面右上にある<保存>ボタンをクリックして保存します。
「商品を保存しました。」とメッセージが表示されたら、フロントエンドで正しく表示されているか確認しましょう。
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