ウェブサイトを構築するうえで、意外と軽んじられているものに「お問い合わせ・お見積り・資料請求フォーム(以下、お問い合わせフォーム)」があります。ふつうの物販サイトのように「その場でカートに入れる、購入してもらうこと」がゴールであれば問題ありませんが、「お見積り請求や資料請求、お問い合わせなどを獲得すること」がゴールとなる場合は、動線やフォームの組み立てをしっかり考慮する必要があります。
例えば昨年、給湯器・ガスコンロの販売・設置を営む会社から「EC-CUBEのカスタマイズを含めたコンサルティング」のご依頼がありました。なかでも
を急務とされていたことから、現状の確認を行ったところ
といった問題を抱えていることが分かりました。
そこでまず、お問い合わせフォームを「給湯器交換工事のお見積り」「ガスコンロ交換工事のお見積り」「お問い合わせ」の3種類に分け、お客様がアクションを起こしやすいように変更しました。
同時に、サイドナビにそれぞれのバナーを設置して主要ページからの動線を確保。商品詳細ページには、その商品の見積りフォームへのバナーを設置しました。
入力フォームはどうしても、項目が多いほど離脱につながるため、究極まで削るのが一般的です。例えばエントリーフォーム(会員登録)であれば、メールアドレスだけで充分なケースが多いと思います。
しかしお見積りのように、必要となる項目が多く、電話対応へかかる負担やミスの軽減をあわせて目指す場合は、フォームの項目を減らすことができません。そこで、回答にかかる負担を減らす工夫が必要となります。
今回の場合は、見積りに必要な項目を、可能な限り選択肢で提示。
専門用語は選択肢に図や写真を付けることにより、直感的に分かりやすいフォームとなるよう変更しました。
また必須項目を減らすことにより、回答にかかる負担を軽くすることにしました。
このサイトの場合、施策前のお見積り件数は、月平均69件。
施策後は、訪問者数が横ばいだったにも関わらず、お見積り件数が126件に増加しています。
フォームはその用途・目的・ゴールにより、最適化する方法が異なります。また、フォームの改善方法には様々な手法があります。
まずは設定したゴールを見据えたフォームを作りましょう。そして入力フォームの離脱を防ぐための対策を、必要に応じて取り入れながら、コンバージョンアップを目指しましょう。
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