ホームページ運営が上手くいかない!悩める中小企業に共通する残念な特徴6選

ビジネスシーンにおいて、もはや避けて通ることができないのが、WEB戦略
ホームページ「制作」という関門を突破してはみたものの、安定した「運営」となると、悩んでしまう企業のご担当者や個人事業主の方もいるようです。

「自社ホームページを作ってみたものの、なかなか上手く活用できていない」
「アクセス数が思ったほど増えていかない」
「売上につながっている感じがしない」

このようなお悩みは実際によく聞きます。
そこで今回は、ホームページ運営をする際に中小企業が陥りがちな特徴6選と課題解決のためのヒントをあわせてご紹介していきます。

はじめに

ひとくちに「企業のホームページ」といっても、印象も中身も千差万別です。
「この企業のホームページ、とても分かりやすい!」と思うものがある一方、「全体的にイマイチだな」と感じるものがあるのも正直なところではないでしょうか。

実は、そんなホームページには失敗を招く残念な「ある特徴」があるのです。
これらの特徴をひとつずつ見ていけば、もしかすると自社ホームページで思い当たる点が見つかるかもしれません。 まずは、ひとつずつ残念な特徴を見ていくところから始めてみましょう。

残念な特徴① デザイン重視で必要な情報が少ない

現在のホームページをより良くしようとする時、とにかくデザインを一新すればアクセス数も上げられるようになるはずだと考える人も少なくありません。
しかし、ホームページに掲載する情報になんの手も加えず、デザインだけをリニューアルしても、実際には効果はあまり上がりません。

デザインがオシャレだったり洗練された印象があったりするホームページは、確かに良質な「イメージ」を与えるという点においては効果的です。しかも、商品やサービスのコンセプトをビジュアルで伝えるという点でも適しているといえます。
しかし、デザインに重きを置きすぎたばかりに、必要な情報が掲載されていなかったり、見つけにくかったりする場合、ユーザーはホームページに再度アクセスしようという気持ちにはなりません。
このような場合には、ホームページではなく別のサイトを検索して自分の必要としている情報を得るという行動をとることになってしまうのです。
実際、これまで企業のホームページを見ていて「このページはオシャレだけれど、肝心の情報はどこを見れば良いのだろう?」と感じたご経験がある方もいることと思います。
また、どんなにデザインだけ向上させたとしても、それはSEO対策の強化にはつながりません。Web広告やSNSなどを使っていない場合、検索エンジンの仕組み上、いくらデザインを刷新しても目に見える効果は得にくいのです。

課題解決のヒント: ユーザー側に立ち、正しく情報を発信できているか、また量と質が適切かを確認する。

残念な特徴② 情報過多で読む気が失せる、アップデートされていない

上記①の対照的な例として、今度は逆に情報量が多すぎるというパターンもあります。
ユーザーがホームページを見た時に、テキストの情報量が多すぎて「結局何が言いたいのか分からない」「全体的にゴチャゴチャしている」という印象を持たれてしまっては、やはり再度アクセスしようという気持ちは起こりにくくなってしまいます。
ホームページが煩雑な状態では、それだけでなんとなく「整理されていない「統率がとれていない」印象を少なからず持たれてしまうおそれも生じてきます。

情報過多なホームページの場合、企業側が伝えたいと思っている思いや情報が溢れすぎていて、ユーザー側の視点に乏しくなってしまっているパターンがよく見受けられます。
ユーザーがホームページを見る際は、商品やサービスについての情報を得たかったり、その企業について詳しく知りたかったりなど、必ず何かしらの「目的」を抱えているものです。
そのため、企業の側もホームページではそれらの「要望に応える」という姿勢を忘れずに情報を整理してコンテンツを掲載することが大切です。

これに加え、情報が頻繁にアップデートされていないパターンも注意が必要です。
ユーザーがホームページにアクセスした時、かなり過去の情報が掲載されたままになっていると「この会社は情報発信にあまり積極的ではないのでは?」「人材が不足しているのかな……」などと良いイメージを持つことができませんし、何より新鮮味が感じられません。
長期に渡りホームページが更新されていないことに気づいたユーザーは、アクセスしても無駄だと考えてもう二度と同じページをのぞくことはしなくなってしまうでしょう。

課題解決のヒント: 「ユーザーの知りたい情報は何か」「企業側が最も伝えたいことは何か」「情報に緩急をつけること」「キャッチコピーを練ること」「更新する間隔」などを検討してみる。

残念な特徴③ ホームページの運用・管理計画がない

3つ目は、社内でホームページの運用・管理計画が確立されていない、というケースです。
社内の担当者またはホームページ制作会社に依頼するなどしてホームページを完成までなんとかこぎつけたとしても、それで「終わり」ではありません。
やはり、定期的に情報を更新していかなくてはアクセス数も伸び悩みがちになります。

商品やサービスの愛用者が頻繁にホームページにアクセスしてくれていたとしても、新しい情報を得られる機会に乏しければ、やはりそのホームページにアクセスする理由が無くなってしまうでしょう。

そもそも、ホームページを制作した段階でどの程度の頻度で、誰が運営や管理を担うのかを社内で共有しておくことは欠かせません。
この文章だけを読むと「そんなことわかりきっている。運営をどうしていくかが決まっていないなんてこと、実際にはあり得ない」と思う方もいるかもしれませんが、大手企業のように広報など情報発信の専門部署がある場合と異なり、中小企業においては通常業務とこのようなホームページまわりの業務を兼務していることも珍しくありません。
まして、個人事業主の場合はひとりですべてをこなしているというケースも多く、運用や管理計画まで手が回っていないということもあるのです。

人材が不足しているとついつい後回しになってしまいがちな運用・管理ですが、これはホームページ運営を成功に導く上で決して無視することのできない要素なのです。
商品やサービス、社内の情報を深く知っている人が担当するのがもっともスムーズだといえますが、通常業務などで忙しく手が回りそうにない場合は、制作会社などに運営・管理までお任せしてしまうというのもひとつの手だといえるでしょう。

課題解決のヒント:社内で運営・管理を行う人材が遂行できるように通常業務とのバランスを検討する。 難しい場合は、制作会社などに運営・管理を外部委託する。

残念な特徴④ ホームページの目的と制作が一致していない

ホームページの目的と制作が一致していないと、結果として思うような成果が得られないという事態も多く見受けられます。
ホームページは、SNSなどと比較するとビジネスシーンでの集客に長けているツールではありません。商品やサービス、企業名を直接検索される以外にユーザーからアクセスしてもらう機会が乏しいためです。
どちらかといえば、ホームページは情報を整理して体系的に発信することに適しているツールであることから、企業そのものの情報や商品やサービスの紹介、ブランドイメージの発信などを目的にすえた企業の看板や名刺のような役割を担うことが多いといえます。

そこで、もし「ホームページを集客にも積極的に活かしたい」という場合は自社の商品やサービスを知らない層にも働きがけが必要となります。
ただし、ホームページのみの情報発信だけでは未知層に認識してもらうことは困難なため、その場合はSNSと連携をはかったりSEO対策をしたり、Web広告を実施したりなど、何かしらの方法を検討する必要が生じてくるでしょう。
自社のホームページを「情報発信にとどめる」のか、または「集客までつなげたい」のか、目的の違いによってもホームページ全体のトーンや運用計画などは大きく異なってきます。

課題解決のヒント: 自社におけるホームページの目的を再確認して、あやふやであればホームページで発信している内容の更新やリニューアルなどをしてみる。

残念な特徴⑤ 社内でのコンセンサスが取れてない

④でご紹介した「目的と制作が合っていない」という残念な特徴の前提として、ホームページ制作の目的がそもそも社内でコンセンサスが取れていないというケースもあります。
特に多いのが、ワンマン経営の企業などでいわゆる社長の「鶴の一声」でホームページ制作を担当することになった場合です。

「商品紹介もしたいから、ホームページ制作頼んだよ」「競合他社もやってるし、我が社も積極的にWEB戦略に力を入れよう」などと声を掛けられて着手してみたものの、情報発信なのか集客なのか、より踏み込んだ議論が不十分なまま見切り発車してしまうのは危険です。

のちに社長の思いつきで方向転換を迫られたり、方々から寄せられるさまざまな意見に対応せざるを得ない状況に陥ったりすることで、結果的にホームページ全体のまとまりもなく、情報が散らかった印象になってしまう、ということにもなりかねません。
ユーザーにも「結局このホームページは何がいいたいのか分からない」「情報が分かりにくくて見る意味がない」と思われてしまいます。

このような事態に陥らないためには、何といっても事前のコンセンサスを取っておくことが欠かせません。情報発信に特化するのか集客も視野に入れるのかといった目的意識はもちろんのこと、どのようなトーンのページにするかターゲット層はどうするか、具体的な数値目標なども含めて具体的に詰めておきましょう。

課題解決のヒント:社内における「事前のコンセンサス」は大前提。 話し合う中で、具体的な内容も情報を共有し合いながら決定していく。

残念な特徴⑥ 制作会社の選定がうまくいっていない

もし社内でのコンセンサスをしっかり取れた場合でも、いざ実行に移す際に頓挫してしまっているというケースもあります。
社内でホームページの制作が決まり、目的の共有も行った後に制作に移る場合は、社内での決定事項をそのまま反映しやすい傾向がありますが、制作を「外部」へ依頼する場合は注意が必要です。

デザイン面ではテイストやイメージを写真や既存のホームページなどを参考に伝えることで、要望に沿ったものを反映してもらうことができやすい一方、より抽象的な企業メッセージや商品・サービスのコンセプトなどはより深い理解を必要となるため、これをうまく制作会社に伝えられるかが重要となってきます。
そこで、社内でまとまったメッセージや情報などを制作会社へ的確に伝えていき、ホームページの完成像を相互で共有しておく必要があります。

この認識にズレが生じてしまうと、いざ出来上がったものが自分たちのイメージしていたものや社内の人達が考えていた方向性と違っていてしっくりこない、ということにもなりかねません。場合によっては、せっかく出来上がったのに大幅な修正の必要性が生じてしまうということもあり得るでしょう。

また、ホームページ制作会社の料金設定もさまざまです。
思ったよりも制作に予算をかけすぎてしまったために、完成後の運用・管理を外部に依頼することができず、自社内で行うことになったことで頻繁に更新できなくなってしまったというパターンもあります。
外部に依頼する際は、制作だけなのか、運用・管理までも含まれるのか、どこまで任せることができるのか、事前にしっかりと情報収集することが求められます。

さらに、制作会社には料金だけでなく、テイストにもそれぞれ特色や向き・不向きがあります。自分たちの思い描いているホームページのイメージを具現化できそうな会社を的確に選定することも大切です。
巷のさまざまなホームページをリサーチするなどして見る目を養いつつ、適切な市場価格を知った上で依頼に踏み切るようにしたいものです。

課題解決のヒント: 制作を外部の制作会社に依頼する際は、完成イメージを伝えるだけでなく、相互で理解が一致しているか確認する。

まとめ

いかがでしたか?
今回ご紹介した残念な特徴は多く目にするごく代表的な失敗パターンばかりだったため、「こんな初歩的なこと、分かり切っている」と感じられた方もいるかもしれません。
だからこそ、自社のホームページと照らしあわせ、当てはまっているものがないかを改めて点検してみることをおすすめしたいと思います。
初歩的なことだけに見落としていることや、日々の業務に追われる中で意外と疎かにしていることが意外にある可能性もあります。
そして、今回思い当たる特徴があった場合はそこから改善してみるだけでもホームページ運営のお悩み解決の糸口につながるかもしれません。
これからホームページの制作や運営を考えている方も、今回ご紹介した6つの特徴を反面教師として活用してみてください。
ホームページ制作にお困りの場合は、ウェブモ株式会社に相談ください。私たちはホームページ制作の専門知識と経験を持ち、お客様に最適なサポートを提供します。お気軽にお問い合わせください。

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