ホームページリニューアルでドメインは変わる?そのまま引き継げる?

自社の商品およびサービス紹介や、お客様へ情報を提供するのに欠かすことのできないホームページ。思い切ってリニューアルしたいけど、その背後にある手続きが大変そうで正直少し躊躇してしまう、という方も珍しくはないようです。
どうやら、その「なんだか大変そう…・・・」の正体のひとつが、ホームページアドレスの「肝」ともいわれる「ドメイン」にあるようです。(※弊社ホームページ「https://webmo.co.jp/」でいうと「/webmo.co.jp/」の部分)

もしも自社のホームページをリニューアルすることになった場合、「ドメイン」も変更しなくてはならないかもしれない。そうなると、ホームページのURLにも影響しそうなので、とても面倒なことになってしまうのでは?と考えてしまうからです。
そこで今回は、ホームページをリニューアルする際、ホームページアドレスのドメインを変更する必要があるのかについて解説していきたいと思います。

はじめに

常に最新の情報を提供することが求められるホームページには、定期的なアップデートが欠かせません。しかし、アップデートだけで補えないような特定の問題や、新たな目的などが生じた際には、ホームページの大胆なリニューアルが必要となることもあります。

例えば、ホームページの制作時には発覚していなかったものの、運営していく中で技術的な問題が発覚した時。「ホームページの読み込み速度が遅くなっている」「デザインが崩れて表示される」といった問題が生じたケースです。このような問題があると、ユーザーは目的の情報にスムーズにたどり着きにくくなるため、サイトの集客力の減少につながってしまいます。
また、エラーメッセージが頻繁に表示されたり、セキュリティ上の問題が発覚したりした時も同様です。これらの問題を放置しておくことはサイトの運営者、すなわち企業への信頼感やイメージの低下につながりますので、対処が必要となるでしょう。

一方で技術的な問題によるものではなく、事業戦略の変更や業態そのものに変更があった場合なども、ホームページのリニューアルが行われることが多いです。提供する商品やサービスに変更がある際は、マーケティング戦略の一環としてブランドイメージを変更したり、それに伴いホームページのデザインやコンテンツ自体を大幅に変更したりすることも珍しくありません。

このように、ホームページをリニューアルする目的は多岐にわたりますが、後者のように事業戦略や業態変更に伴う場合は、ホームページをリニューアルする際にむしろドメインも変更した方がよい場合もあるようです。
特に、事業刷新に伴い社名変更が生じた場合は新しい会社名でドメインを取得し直した方がよいでしょう。社名が新しくなったのにドメインを旧社名のままにしておくよりも、社名とドメイン名が一致している方がユーザー側にとっても容易に認識しやすくなるからです。

しかし、実際には前者のような技術的な問題などに伴ってリニューアルを行う必要性が生じるケースの方が多いです。そして、このような場合はできるだけドメインを変更せずに引き継ぎたいものです。なぜなら「ドメインを変えること=ホームページのURLも変わるということ」になるため、ドメインを変更することで以下のような影響が生じてくるためです。

ドメインを変更するとどうなる?

まず、ドメインを変更するとホームページのURLも変わるということになるため、これまでよりもホームページへのアクセス数が減ってしまう可能性があります。
定期的にホームページにアクセスしていたユーザーはページをブックマークしていることが多いため、変更によりリンクが切れてしまい、ページに容易にたどりつけなくなってしまいます。様々な媒体にホームページのリンクを貼っていた場合も同様です。リンクをクリックしてもページにたどりつくことができなくなってしまい、再度会社名や商品名などで検索し直したり、新しいURLを打ち込んで表示したりするという「ひと手間」が増えてしまうため、アクセス数の減少は否めません。

もちろん、リダイレクト(旧URLからページを訪問しようとした時に、自動的に新URLへ案内してくれる機能)を設定することで、検索結果における順位の低下やページへのアクセス数の減少などのリスクを減らすことは可能です。しかし、これはあくまでも一時的な手段にすぎず、最終的にはリンクを貼りなおすなどの更新作業が必要となってきます。

アクセス数の減少だけでなく、ホームページのURLが変わったことを周知するということ自体にも様々なコストがかかります。ポータルサイトやその他の関連サイトに貼られているリンクを貼りなおすだけにはとどまりません。
近頃はSNSを積極的に活用している企業も多く、様々なSNSにホームページアドレスのリンクを掲載したり、ホームページのQRコードを貼り付けたりといったケースもみられます。連携している媒体も多いために、これらを訂正するという作業には想像以上に手間がかかってしまうでしょう。
会社のURLはこのようにインターネット上に掲載されているだけでなく、チラシやポスター、名刺などの紙媒体にも掲載されていることが多いため、変更に伴いこれらの紙媒体への記載を変更して再度印刷し直すことも必要です。

さらに、ドメイン名は会社のメールアドレスにも使われていることから、ホームページのリニューアルに伴いドメイン名を変える場合は、メールアドレスも変わってしまうということになります。
メールアドレスが変わるとなると、これも取引先やお客様など多方面へお知らせしなくてはならなくなり、URLと同様に紙媒体の印刷し直しも発生します。
さらに、会社のメールアドレスを登録している様々なサイトやシステムなどでの再設定を行わなくてはならないなど、必要以上に人的・時間的コストも発生してしまうのです。

ドメインはそのまま引き継げる?

ドメインを変更することで生じる主な影響を考えてみると、やはりドメインは変更せずにホームページをリニューアルしたい、と誰もが考えるのではないでしょうか?
一般的に、ホームページのドメインが自社名義の「※独自ドメイン」の場合、ホームページをリニューアルしてもドメインはそのまま引き継ぐことができます。
(※過去記事 「【完全版】ホームページアドレス(URL)の決め方!基礎知識と失敗しないポイント解説」https://webmo.co.jp/cl2402a/ 参照)

自社名義の独自ドメインのホームページの場合、運用はレンタルサーバー事業社が行い、管理は制作会社が行うというケースが多いです。そのため、独自ドメインが自社名義でさえあれば、リニューアルによってレンタルサーバー事業者や制作会社が変わったとしても、ドメインはそのままでページのコンテンツだけを刷新することが可能です。

同様に、メールアドレスも独自ドメインの管理元が明確であれば、サーバー事業者に変更が生じてもアドレスが変わることはありません。

ただし独自ドメインが自社名義ではない場合、つまり所有権が無い場合は注意が必要です。実際によくあるのは、ドメインをホームページ制作会社が契約している場合です。
リニューアルや運用の変更を自社で行うか、もしくは新たに別の制作会社に依頼することになった場合、元の制作会社とは契約を終了することになります。このようなケースでは、ドメインの所有権を有する元の制作会社からドメインを譲渡してもらうことが困難になる可能性があります。ドメインの引き継ぎに関して、移行手続きの費用や買取を求められることもあるなど、様々なパターンがあるようです。

また、ドメインの有効期限にも注意が必要です。ドメインには一般的に有効期限が設定されています。一度有効期限が切れてしまうと、再度利用できるようになるまでには一定の期間が必要となります。この期間で、例えば他社や別の個人が万が一同じドメインを取得してしまうことがあると、再び同じドメインは使用できなくなる、つまり引き継ぐことができない、というケースも起こりうるようです。

これまでに「共有ドメイン」を使用していたケース

ドメイン変更に伴う影響を考えると、できるだけドメインはそのまま引き継ぐことをおすすめしていましたが、もしリニューアル前のホームページが「共有ドメイン」である場合は、この機会にドメインを変更するのも良いでしょう。

共有ドメインは、無料で利用することができるため費用面では大きな魅力がありますがデメリットもあります。無料であるがゆえに、例えば運営会社がサービス提供を何らかの都合で停止した場合は、突然ドメインを使用できなくなってしまうという可能性もゼロではありません。自社のホームページがある日急に利用不可能になってしまっては、そのインパクトはやはり大きいものになってしまうでしょう。

一方、独自ドメインは費用がかかるものの、自身で自由に文字列を指定することができることからもオリジナリティをつけることができ、長期的に安定して運用する場合に適しています。自社名義の独自ドメインを取得しておけば、将来的にホームページをリニューアルする必要が生じてもそのまま引き継ぐことができるので心配いりません。
そのため、無料ドメインを使ったホームページのリニューアルを検討している場合は、独自ドメインにするのかを含めて考えてみることをおすすめします。

まとめ

ご紹介したように、多くの場合ホームページをリニューアルしてもドメインを引き継ぐことが可能です。ドメインを引き継ぐことができれば、リンクを貼りなおしたり紙媒体を刷りなおしたりといった様々なコストを削減することができるだけでなく、サイトの運用歴やコンテンツ評価の積み重ねともいえる「ドメインパワー」もそのまま引き継ぐことができます。
ホームページを刷新しても、ドメインパワーをそのまま引き継ぐことができるということは、今後のサイトの運用という側面からも有利に働くことは間違いないでしょう。現在、自社ホームページのリニューアルの必要性を感じている方は、今回ご紹介したドメインが引き継げるケースの条件を参考に、ぜひ思い切って検討をしてみて下さい。

もしもドメインを引き継ぐことができないケースに該当している場合でも、ホームページリニューアルの最適な方法は「ケースバイケース」でもあります。自社の「顔」ともいわれるホームページですから、常にアップデートすることを忘れずに充実した情報を届けていきたいものですね。お困りの際は、ぜひウェブモ株式会社にご相談ください。

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