ネットショップ開業準備「配送のガイドライン」

配送を控えた段ボール達

配送会社と送料を設定したら、他の細かいガイドラインも考えておきましょう。ショッピングモールに出店する場合は、審査の対象となる項目もありますので、モールごとに設定されているガイドラインをしっかりチェックしておく必要があります。

また商品価格や送料など、価格以外で競合と差別化をはかれるポイントでもあります。対応できる項目がある場合は、しっかりアピールしましょう。逆に、他店よりも劣っていると思われる点がある場合は、サイト上にあらかじめ明記してことで、お客様に「がっかり感、裏切られた感」を抱かせない工夫も有効です。

配送について決めておきたいガイドライン

注文してからお届けまでにかかる日数・フロー

「注文から発送までの日数」+「発送からお届けまでの日数」です。
非常に重要なポイントとなるので、仕入や経理、配送の担当者など、役割が分かれる場合は、必ず「すべての担当者」で、商品や決済方法ごとに、ご注文から発送までの業務の流れを確認しておきましょう。在庫切れの場合の対応方法も確認が必要です。事前銀行振込など入金確認後、受注確定とする場合や、注文時クレジット決済で与信だけを行い、在庫確認後に売上確定する場合など、パターンを細かく分けて確認していきましょう。
ネットショップは24時間365日営業となるため、注文の入るタイミングが営業時間外や店休日と重なるケースも考慮しておく必要があります。
メーカー直送品がある場合は、注文してからお届けまでにかかる日数を確認し、その内容を商品情報に明記しておきましょう。

指定日配送

最長何日後まで受け付けるのか、決めておくとよいでしょう。
期間限定商品などで、製造・仕入が可能な期間が決まっている場合は、商品ごとに設定を行うか、商品情報に詳細を明記しておきましょう。

ギフト対応

熨斗(のし)に対応するのか、どんな種類の熨斗を用意するのか、名前を入れられるか否かなど、決めておきましょう。
箱や包装、リボンなど、ラッピング対応も検討が必要です。無料対応か有料か、1種類か複数のパターンを用意するのか、簡易なメッセージカードを添えられるか否か、メッセージカード対応の場合は、オリジナルの文面を入れられるか否かなども、検討しておきましょう。
意外と喜ばれるのが、手提袋を同梱するサービスです。こちらも併せて検討しておくとよいでしょう。

同梱対応

常温便とクール便、同じクールでも温度帯の異なる冷蔵便と冷凍便など、同梱できない商品がある場合は、送料設定なども含め、きちんとルールを決めておきましょう。
メーカー直送品などで、他の商品と同梱できない商品がある場合は、商品情報に詳細を記載しておきましょう。

荷姿

ダンボールや配送袋、エアキャップやプチプチ、ガムテープなど、発送に使用する梱包資材を決めておきましょう。
簡易包装や、仕入で届いたダンボールの再利用などをする場合は、サイト上に記載しておくようにしましょう。

納品書・領収書

ギフト対応品やメーカー直送品で、商品に同梱できない場合の対応方法を決め、サイト上に記載しておきましょう。
特に領収書については、決済方法ごとに対応が異なる旨、記載が必要です。

配送員対応

大型家具や電化製品などを商材とする場合、玄関先で納品とするのか、配送員によって部屋の中までお届けし、設置や組み立てをおこなうのか、決めておきましょう。対応可能なエリア、配送日指定、玄関・階段・エレベーターなどの高さや幅により納品できないケースへの対応方法も決めて、サイト上に記載しておくようにしましょう。

海外配送

外国の方に対し、外国語や外貨対応のネットショップを作る場合だけでなく、ギフトや海外在住者向けに海外販売を行うショップが増加しています。海外配送への対応も検討しておきましょう。

新規開業に関する次回のコラムは、プライバシーポリシーについてご紹介する予定です。

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