ホームページの集客方法とメリット・デメリット

「せっかく会社のホームページを開設したのに、集客できない!」と悩んでいませんか?今回は、WEB集客(ウェブ集客)の流入経路と対策について解説します。ぜひ集客へのヒントにしてください。

主要な7つの流入経路(チャネル)

まずは、お客様が会社のホームページにたどり着くために、どのような流入経路をたどる可能性があるのか、整理しておきましょう。これらの用語は、Googleアナリティクスを使ったアクセス解析で「集客」に関するレポートを読み解く際にも役立ちます。

オーガニック検索(自然検索 / Organic Search)

GoogleやYahoo! JAPANなど、検索エンジンの検索結果からの流入です。検索結果には、上部・下部などに広告枠がありますが、広告「枠外」に表示された検索結果からの流入を指します。

有料検索(Paid Search)

こちらも検索エンジンの検索結果からの流入ですが、リスティング広告(検索キーワード連動型広告 / PPC)によって、広告「枠内」に表示された検索結果からの流入を指します。

ディスプレイ広告(Display)

Webサイトやアプリなどに表示されるディスプレイ広告からの流入です。バナー(リンク付きの画像や動画)を使うことが多いため、バナー広告とも呼ばれます。

アフェリエイトからの流入(Affiliates)

ブログやSNSなどに表示されるアフィリエイト広告からの流入です。

SNSからの流入(ソーシャルメディア / Social)

Twitter・Facebook・Instagramなど、SNSからの流入です。

直接流入(Direct)

URLを直接入力する、QRコード・アプリ・お気に入り・閲覧履歴・メールから開くなど、どこも経由せずに流入するケースです。

他のサイトからの流入(外部リンク / Referral)

外部サイトの被リンクからの流入です。

無料で始めるWeb集客

Web集客には、有料でできる対策だけでなく、無料でできる対策もあります。

SEO対策(検索エンジン最適化)

オーガニック検索において、検索上位に表示されるための対策です。

メリット
  • 基本は無料
  • 長期的にみれば、費用対効果が高い
  • 集客効果が長い
  • サイトが資産化する
  • 優良な見込み客を集客できる
  • ブランディング効果がある
デメリット
  • 即効性がない(効果が得られるまで時間がかかる)
  • 知識・時間・労力が必要
  • 場合によっては外注が必要(継続的な費用がかかる)

検索上位に表示されるためには、検索エンジンの評価をあげなければなりません。検索エンジンの評価をあげるためには、内部・外部・コンテンツについて対策を行う必要があります。

  • 外部SEO
    外部サイトから信頼性の高い被リンク(バックリンク)が増えると評価があがります。やみくもに数を増やしても意味はありません。被リンクの購入はペナルティを受ける可能性すらあります。人気があり上質で、内容に関連性がある新鮮なコンテンツから、自然な被リンクを受けていることなどが重要視されます。
  • 内部SEO
    検索エンジンがサイトの内容を理解できるように、適切なソースコードを使用したり、ツールによる設定を行ったりすることにより評価を高めます。Wordpressでホームページを運営している場合は、SEOのためのプラグインを使うと対策しやすいでしょう。
  • コンテンツSEO
    検索エンジンが検索順位を決定するためのルールを「アルゴリズム」と呼びます。アルゴリズムの要素は非公開で、非常に多く、どんどん変化します。残念ながら「一度対策したら終わり」ではありません。テクニックばかりにこだわると、バージョンアップに振り回され、時間と労力を浪費し続けてしまいます。
    テクニックよりも「アルゴリズムが何のためにあるのか、どうして変化していくのか」を考えましょう。検索エンジンは「利用する人の利便性を向上する」ために変化しています。
    例えば「更新頻度は高いほうがよい」「文字数は多いほうがよい」とこだわる方がいます。更新頻度を高めるため、むやみに関連性の低いコンテンツを加えたり、無駄に文字数を増やしたりしても、検索順位はあがりません。せっかくアクセスした人も途中で読むのをやめてしまうでしょう。
    閲覧した人にとって上質で有益なコンテンツを継続的に発信していくことが何より有効な対策なのです。上質で有益なコンテンツが蓄積されることにより、サイトが資産化するというメリットも得られます。(コンテンツSEOについては後日改めて説明します。)

参考:Google 検索セントラル

SNSマーケティング

Twitter・Facebook・Instagramなど、SNSの企業アカウントからWEB集客する方法です。

メリット
  • 企業アカウントも無料で運営できる
  • 長期的にみれば、費用対効果が高い
  • 双方向のコミュニケーションツールとなる
  • 優良な見込み客を集客できる
  • ブランディング効果がある
デメリット
  • 即効性がない(効果が得られるまで時間がかかる)
  • 知識・時間・労力が必要
  • 炎上などのリスクがある

SNSは最も簡単に開始できる集客ツールです。しかし、目的にあったSNSを採用しなければ、集客につながらない可能性があります。適切なSNSを採用するには、各SNSにどのような機能と特徴があり、どのように運用すればよいのか、知識が必要です。炎上など危機管理対策も考慮しなければなりません。

「SNSってよくわからない。どうやって勉強するの?」と心配な方には、初級SNSマネージャーという資格と養成講座があります。体験談を掲載しているので、参考にしてみてください。
【体験談】初級SNSマネージャーとは?メリット&デメリット

プレスリリース配信サービス(無料)

プレスリリースとは、広告のように企業から消費者に情報を直接発信するのではなく、メディアを経由して情報を届ける方法です。かつては自社からメディアごとに直接郵送やFAXで届けていました。しかし現在では、オンライン上で一斉にプレスリリースを配信するサービスがよく利用されます。

このプレリリース配信サービスは、企業が配信代行にプレスリリースを委託し、配信代行がメディアや個人に一斉配信、それを閲覧したメディアや個人が記事などで消費者に情報を届けます。

配信代行は通常有料ですが「条件によって無料」「初回無料」など、無料で利用できる場合があります。一度は試してみるとよいでしょう。

メリット
  • 無料で利用できる場合がある
  • 第三者であるメディアを経由するため、信用を得やすい
  • メディアを調査・選択などをする手間がかからない
  • SNSでシェアされやすい
  • 即効性がある
デメリット
  • プレスリリースを作成する時間・労力が必要
  • メディアが必ず取り上げてくれるわけではない
    取り上げられても、どんな内容になるか分からない
  • 無料で利用できるものは、制限があるものが多い

有料で広がる集客方法

リスティング広告

検索エンジンで、キーワード(検索語句)に連動して、検索結果の広告枠内に表示されるクリック単価型のテキスト広告です。対象となる検索結果には、「広告」などのラベルがついています。

メリット
  • 即効性がある(すぐに効果が確認できる)
  • 効果を確認しながら予算を調整できる
  • 優良な見込み客を集客できる
  • テキスト形式だけなので、画像・動画作成が不要
デメリット
  • 人気が高いキーワードを使うと費用がかさむ
  • 知識が必要
  • 運用や担当者などに、効果が左右される

ディスプレイ広告(バナー広告)

Webサイトの広告枠に、画像・動画とテキストで表示される広告です。例えばYahoo!ニュースのサイドなどに表示される広告は、ディスプレイ広告です。

メリット
  • クリック単価がリスティング広告より低い傾向がある
  • クリック単価型とインプレッション単価型がある
  • 見込み客だけでなく潜在顧客まで幅広くアプローチできる
  • さまざまな広告の形をとることができる
  • 画像や動画も使える
デメリット
  • リスティング広告より幅広くアプローチするため、コンバージョン率(購入にいたる割合)は下がる
  • さまざまな広告の形があるため、分析が難しい

SNS広告

SNSのタイムラインやストーリーズ広告は、ターゲット層の多いSNSの広告枠に配信を行います。

メリット
  • 細かなターゲティングができる
  • 若年層に強い
  • 見込み客だけでなく潜在顧客まで幅広くアプローチできる
  • 費用対効果が高い
  • 拡散してもらえる
デメリット
  • SNSごとに特徴が異なる(選択に注意が必要)
  • ターゲットごとに魅力的な広告を作成しなければならない
  • 知識が必要
  • 炎上などのリスクがある

良質なコンテンツの継続的な蓄積が最優先

今回ご紹介した集客方法の中で一番重要なのは、コンテンツSEOの項目で説明した「閲覧した人にとって上質で有益なコンテンツを継続的に発信していくこと」です。有益なコンテンツに加え、集客の目的や予算に応じて集客方法を採用していきましょう。(コンテンツSEOについては後日改めて説明します。)

無料の集客方法は中長期的に有効で、有料の集客方法は即効性が高い傾向があります。例えば、通常はSEOとSNSのみ利用し、新商品やイベントの告知があるときだけプレスリリースと有料広告を併用してみるのもひとつの方法です。

いきなり「これが正解」と決めつけず、常に試した結果を解析し、そのホームページにとってよりよい方法を探していきましょう。

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