ホームページは制作後も「育てていく」ものということは、これまでお伝えしてきました。立ち上げてもすぐに集客につながるわけではないだけに、「もっと検索上位に上がりたい」「どうすれば周知されやすくなるのか」等、お悩みになることもあるかと思います。
その解決の手段となるのが「SEO」。
これまで名前だけは聞いたことがあるものの、今ひとつ何かまではわからない方も少なくないのではないでしょうか? そこで今回は、これから集客につなげたいとお考えの中小企業経営者様や自営業者様向けに、ホームページ運営初心者でもできる「SEOの基本方法10選」をご紹介いたします。
目次
はじめに
ビジネス用途で立ち上げた新しいホームページ。 (これで見積もりや依頼がバンバン来るかな……)と誰もが期待するものです。しかし、いつまで経ってもGoogleなどの検索エンジン経由でのアクセスが伸びないこと、ありませんか?せっかく作ったホームページが思ったように集客できないのは、実はこのような特徴があるからかもしれません。
【集客が伸びないホームページの特徴】
1. トップページしか更新していない
「トップページは会社の顔」といわれるだけに、そこだけは更新しているものの、その他の下層ページに関しては構築以降ほとんど手つかず状態、というホームページはNGです。
必要な情報が充実しておらず、スカスカの状態ではいつまで経っても集客は見込めません。ホームページはトップページのみならず、「すべてのページが集客の窓口」となり得るだけに、ユーザーがどのページに検索で辿り着いても必要な情報が適切に得られるように構築する必要があります。
2. ターゲット層が曖昧なままで制作している
ホームページを立ち上げるにあたり、ターゲットとなる顧客の年代や性別、想定されるニーズなどをあらかじめ明確にしていない場合、コンテンツの方向性が定まらず、ユーザーにとって有益なホームページにできません。
ビジネス上のターゲット層は必ずどこかはっきりとさせた上でホームページを構築することが求められます。
3. デザインが凝っている割にコンテンツの中身が希薄
ホームページのデザインにこだわっている割にコンテンツが少ない(または情報量が少ない)ホームページがあります。この場合、せっかく検索でやってきたユーザーもすぐに離脱してしまう傾向があるため、結果的に集客にはつながらない状態となります。
ホームページの見映え同様、中身の充実化もはかっていくことが重要です。
それではいよいよ今回のテーマである「SEO」の役割と効果についてみていきましょう。
SEOとは?
まずは、今回のテーマとなる「SEO」とは何かをご説明したいと思います。
SEOとは「検索エンジン最適化」のことで、「Search Engine Optimization」の略称です。主な目的は、世界最大の検索エンジン「Google」において自社ホームページの上位表示を目指すことにあります。
多くのインターネットユーザーは知りたいことを調べる時にキーワードを入力して検索していますが、その際1ページ目の上位に出てきたホームページからクリックする傾向があり、逆に2ページ以降に表示されるとほぼクリックされないという調査結果まであります。つまり、表示順位はユーザーのクリック率に直結しているといっても過言ではありません。
先ほども述べた通り、SEOは検索結果の上位表示を狙うための施策であり、自社の存在を知らないユーザーに見つけてもらいやすくするためのWEBマーケティング手法です。 積極的に取り入れていくことで、自社ホームページに良い影響を与えていきましょう。
検索エンジンについて
SEOの基本方法の前に、検索エンジンについても知っておきたいと思います。
さきほど冒頭で、検索エンジン世界の最大手は「Google」だとお伝えしましたが、そのほかの大手に「Yahoo!」もあります。
なじみのある方も多いのではないかと思いますが、実際日本ではGoogleとYahoo!で検索シェアのほとんどが占められているといわれています。
しかもYahoo!はGoogleのアルゴリズムを採用しているので、基本的にこの2つの検索エンジンを使うとほぼ同じ結果が出るといわれています。(一部のキーワードによっては多少順位の入れ替わりが生じます)
そのほか、マイクロソフトの開発した検索エンジンのBingがありますが、こちらの検索シェアはわずかなものです。そのためSEO対策を行う時は、基本的にGoogleを念頭にSEO対策を考えていけば問題ないでしょう。
検索エンジンのしくみ
検索エンジンは、無数に存在するホームページを見つけては整理し、順位付けをして検索結果として表示させています。ここではよく聞く「クローラー」と「インデックス」の意味と機能についてご紹介します。
・クローラー
Googleのクローラーはインターネット上のホームページを巡回し、情報を収集します。クローラーによってホームページが認識されると、そのページはGoogleの検索結果に表示されるようになります。以前はテキスト情報のみを認識できたクローラーですが、現在は画像内の文字も判別可能になっています。AIの進歩により、画像内容の理解も進んでいますが、まだ基本的なレベルです。そのため、ホームページの文章を充実させることが引き続き重要です。また、画像の認識を助けるためには、alt属性の記述が推奨されます。
・インデックス
ローラーが巡回・収集したホームページの情報をGoogleのデータベースに登録することです。よく「インデックスされる」と表現されますが、それは検索結果に表示されるようになったことと同じ意味となります。
SEO:5つのメリット
1. 自社ホームページの集客力が上がる
SEOの筆頭メリットは、なんといっても「集客力」です。ホームページ内にSEOを意識したコンテンツを置くことで、さまざまなキーワードで上位表示されやすくなります。
たとえば、A社が不動産会社だとします。A社のホームページでお得な不動産を見つけ方や不動産取得にまつわる知識を提供するメディアを運用していきます。やがてそれらの知識を必要としているユーザーがGoogle経由で見つけることでアクセス数が伸び、集客力UPにもつながります。
2. 費用対効果が高い
SEOは「広告などの施策と比較すると、コスパが良い」ともいわれています。
一度SEOで検索上位が安定すると一定数のクリック数が見込めるので、継続的に費用をかけずに集客力を上げることができるためです。 とはいえ、SEOは知識がないとできることではないので、本当に自社のホームページの集客力を高めるためにSEOを実施したい場合は、ITの専門知識を有するコンサルタント会社に外注するのも検討した方がいいでしょう。
3. ブランディング効果がある
SEOは自社のブランディングにも寄与します。自社の得意とする分野や主力事業や新商品に関わるキーワードが上位表示されることで、ユーザーがホームページをクリックして契約を検討してくれたり、見積もり依頼がきたりと、次にアクションにつながりやすくなります。この積み重ねによって、「この分野ではA会社が有名」「やっぱりAだね」といった認識が広がり、ブランディングがはかれるようにもなります。
4. 自社の資産にもなり得る
SEOを意識したメディアは資産にもなります。自社ホームページ内で公開され、しかも上位表示されると、1年を通して自動的に集客アピールをしている状態です。結果的に多少の変動はあっても安定的なアクセスや集客数を獲得できる優良コンテンツは、自社にとって価値の高い資産にもなります。
5. 広告費が不要
SEOは継続的な広告費がかからない点もメリットです。たとえば、リスティング広告やX(旧Twitter)広告のように1回クリックされるごとに広告費が発生するようなものを取り入れると一時的なアクセス数は伸びる一方、どうしても継続的なコストがかかってしまいます。その点、SEOなら初期費用はかかるものの、上記のような継続的なものはありません。
SEO:4つのデメリット
1. 効果が出るまでに時間と費用がかかる
SEOはどうしても即効性は求められません。というのも、Googleの検索エンジンが自社ホームページを評価してくれるまでにはある程度の時間がかかること、そしてその期間の費用がかかることから短期的な集客には向かない施策といえます。さらに、SEOを実施しても必ず上位表示されるわけではないため、仮にSEOを外注しても思うような効果が出ない時は対策の見直しをする必要が出てくることは知っておきたいところです。
2. コンテンツ制作のためのリソースが不可欠
SEOの施策に「自社ホームページ内のコンテンツ作成と改善」があります。これにはリサーチと情報整理、そしてユーザーが読みやすい構成を意識したコンテンツづくりがあるほか、アクセス数の伸び具合を見ながら適宜コンテンツの改善なども含まれてきます。
検索するユーザーの意図に沿う内容かどうか、有益な情報がまとめられているかによって成果が大きく変わるため、この作業を追う人材リソースが必要となってきます。
社内に得意な人材がいる場合はいいですが、通常業務とのバランスもあるだけにコンテンツ作成を外注するケースも多いのが実情です。
3. Googleアルゴリズムのアップデートの影響で順位が下がることもある
SEOはGoogleの検索エンジンを意識した施策のため、せっかく1位で表示されていてもアルゴリズムのアップデートでページ内順位が急に下がる現象が起きることがあります。インターネット上に無数にあるホームページから、どのページを高順位で表示させるかを決定づけるアルゴリズムは定期的に更新されているため、その都度対応する必要が出てくるため、SEOを担う人材がどうしても必要となってきます。
4. 強力な競合相手がいると上位表示が難しい
業界によってはすでに強力な競合相手がいる場合もあるので、その中でいくらSEOに尽力したとしてもなかなか上位表示ができないことがあります。また、同じキーワードで競合すると、ホームページ開設年が古い方が評価されやすい点も留意しましょう。
以上、SEOにおける5つのメリットと4つのデメリットをご紹介しました。
巷ではSEOに関するさまざまな情報が溢れていますが、何が本当なのだろうと思った時は、検索エンジン最大手であるGoogleの「ユーザーファースト」の視点に立ち、ユーザーにとって役立っているかどうかを考えてみてください。そうすることでまちがったSEO対策をせずに済むはずです。
初心者でもできる!SEOの基本方法10選
・ユーザーが何を求めているかを予測し、キーワードを選定する |
・内部リンクを設計する |
・タイトルタグや見出しタグのルールを理解した上で設定する |
・コンテンツの質と量をそろえる |
・被リンク対策を行う |
・スマホでのユーザビリティを向上させる |
・ページスピードを改善する |
・(随時)キーワードの見直しや既存コンテンツのリライトを行う |
・自社の実績を公開する |
・ブログを設置する |
1. ユーザーが何を求めているかを予測し、キーワードを選定する
ホームページで多くのアクセス数を稼ぐためには、自社が提供するモノ・コト・サービスに関してユーザーが検索する可能性の高いキーワードを予測し、それに応じたコンテンツをつくっていく必要があります。キーワードに潜むユーザーの深層心理をくみ取ることはなかなか難しいため、ここでは押さえてほしい3つのことをご紹介します。
【キーワード選定で知っておきたい3つのこと】
・キーワードプランナー
Google広告に備わる機能のひとつ。リスティング広告用のキーワードを選ぶ機能ですが、実はSEOのキーワード選定でも使えます。いくつか選定したキーワードの優先度を決めたい時、月間検索数が把握できるのでおすすめです。
・サジェストキーワード
Googleの検索窓に特定のキーワードを入力した時に自動で表示されるキーワードのことで、検索をサポートするための機能です。ユーザーニーズの多いキーワードが表示されるため、SEO対策の観点でも優先度が高いキーワードと認識することができます。サジェストキーワードは「ラッコキーワード」という無料ツールで取得できます。
・ビッグキーワードとロングテールキーワード
キーワードには、ビッグキーワードとロングテールキーワードがあります。
ビッグキーワード……月間検索数1万を超えるキーワードのこと。
メリット:すでに検索数が多く、上位表示できれば高い集客力が期待できる。
デメリット:競合相手が多くなかなか上位表示を狙いにくい。
ロングテールキーワード:いくつかのキーワードを合わせたキーワードのこと。
メリット:キーワードを複数組み合わせることで上位表示が狙いやすくなる。
デメリット:瞬発的な集客力は見込めず、即効性は期待できない。
【ポイント!!】 ホームページ立ち上げ当初はビッグキーワードを狙いたいところですが、敢えて難易度が低めの「ロングテールキーワード」から狙うのもありです。 比較的競合相手が少なく、上位表示を成功させることも不可能ではないからです。 または、ロングテールキーワードを使ったコンテンツを複数上位表示させ、自社ホームページの評価をジワジワと上げた段階になってからビッグキーワードに挑戦するのもおすすめです。 |
2. 内部リンクを設計する
内部リンクとは、ホームページの中にあるコンテンツ同士をつなぐリンクのことです。
内部リンクを貼る時はコンテンツ同士の関連性を見ながら、重要度の高い方へ発リンクするのがルールです。
メリットとしては、関連したコンテンツにスムーズに移行できるようにすることでユーザーの使い勝手を向上させるほか、ホームページのクローラビリティーとSEO評価の向上などもあげられます。
【ポイント!!】 内部リンクを適切に設計すると、ホームページにアクセスするユーザーの回遊率も上がるので、ホームページ全体の評価も上がりやすくなります。 ただし、闇雲に内部リンクを設計するのはNG。あくまでも関連性を意識したリンク設計が重要です。 |
3. タイトルや見出しの役割を理解した上で設定する
コンテンツにつけるタイトルや見出しは、その記事が何について書いているかをてっとり早く知るための、いわば「顔」です。
特に、タイトルタグ(titleタグ)はGoogleの検索エンジンやユーザーにコンテンツの中身を伝えるための重要なHTMLタグとなります。SEOに強いタイトルをつけることで上位表示が狙えることもあるので、適切なものを選ぶ必要があります。
選定したキーワードを使ってコンテンツをつくったら、必ずタイトルにそのキーワードを入れるのが基本です。同様に、各見出しにも可能な範囲で自然にキーワードを入れていきます。
【ポイント!!】 タイトルの総文字数は30字前後が推奨されています。短すぎるものや長すぎるものは文字数を調整しましょう。その際、選定したキーワードはなるべくタイトルの最初の方(左側)に入れるようにし、タイトル内にキーワードの重複はNGです。 また、ユーザーの関心を引くタイトルとして具体的な数値・数字を入れるのも効果的です。ただし、コンテンツの中身には正確に反映させるようにしましょう。 |
4. コンテンツの質と量をそろえる
SEOでは、コンテンツの中身が重要です。つまり、質の高いコンテンツをいかにそろえるかにあります。突き詰めると、「質(情報の専門性、権威性、信頼性)」と「量(ユーザーにとって必要な情報を、適切な文字量で丁寧に書くこと)」の2つがそろうことが重要となります。
ユーザー目線となって網羅性の高いコンテンツを作成し、増やしていくことがのぞまれます。
【ポイント!!】 文字数の多いコンテンツの方が少ないものよりも評価されやすいわけではありません。 しかし、上位表示されているホームページのコンテンツをよく見ると、文字数多めのページが上位表示されているのも事実です。 コンテンツの文字数は、選定したキーワードに対して過不足なくユーザーの疑問に答える内容であるかどうかです。まずはユーザー目線でコンテンツが充実しているかをチェックします。文字数や見出しの数などが気になる場合は、上位に表示されている他のホームページも参考にしてみましょう。 |
5. 被リンク対策を行う
被リンク対策は、数多ある外部のホームページから自社のホームページに貼られるリンクの獲得を検討し、実行することを指します。
リンクを貼られるということは、相手側から「このホームページはおすすめです」と公表されることに等しいため、Googleの検索エンジンにも評価されやすくなります。
ただし、闇雲にリンクを貼ってもらうのはおすすめできません。外部のホームページ自体評価が高い優良なサイトでなければ効果は見込めないからです。
【ポイント!!】 良質な被リンク先とは、「自社との関連性が高いホームページ」と「その業界で有名・著名であるホームページ」の2つです。 こうしたところから被リンクを獲得する方法として、①質・量ともに優れたコンテンツを作成、②SNSなどで露出を増やす、③ホームページ内にシェアボタンの設置、④相互補完を前提としたパートナーシップの締結、などがあります。 |
6. スマホでのユーザビリティを向上させる
近年スマホの普及率が高い水準で増えていることから、SEOでもモバイルユーザビリティが重視されています。まずは自社のホームページがスマホでも見やすいかどうか(=モバイルフレンドリー)を確認しましょう。 万が一、改善すべきところがある場合はすみやかに行うようにします。
【ポイント!!】 ホームページを制作する時は、スマホ対応を意識していく必要があります。 具体的には、①縦長であるスマホ画面を占めてしまう縦長の写真イラスト画像は使用せず、なるべく横長にすること、②画面全体が文字で占有されないように、ある程度細かく改行を設けること、③横長になるおそれのあるテーブルタグはスクロールできるように設定する、④スマホで読み込むのに時間がかかりそうなコンテンツは控えるかページスピードを改善する(※後述します)などがあります。 |
7. ページスピードを改善する
ホームページの読み込み時間が遅いと、ユーザー満足度も停滞し、途中離脱のおそれが生じてきます。Googleでもページスピードをランキング要素として使用すると表明しているため、まずは自社のホームページのページスピードがどれくらいかを計測しましょう。
計測する方法としては、Googleが提供している無料サービス「PageSpeed Insights」があるので、自社ホームページのURLを入力して分析結果を確認します。万が一、スピードに改善が必要な場合は改善策を講じて、ページの読み込みスピードが速くなるように設定しましょう。
【ポイント!!】 ページスピードの主な改善策としては、①サーバー会社・プランを見直す、②ホームページ内で使用している写真画像データを圧縮、③ブラウザキャッシュの活用、があります。 |
・サーバー会社・プランを見直すとは?
ホームページの情報保管庫として機能するサーバーを選ぶ際には、サーバー会社やプランが多様にあります。自社のホームページの内容(使用する画像や動画の量、ページ数など)に応じて、適切なプランが異なります。従って、ページの速度を向上させたい場合は、自社に最適なサーバー会社およびプランを慎重に選択しましょう
・写真画像データの圧縮とは?
ホームページ内で使用する写真画像データは、文字よりも多くのデータ容量を要するため、そのままで使用すると読み込みスピードが鈍化。そのため、画像ファイルは圧縮してから使用するようにしましょう。(※見映えに影響のない程度に)
・ブラウザキャッシュとは?
ブラウザキャッシュは、ユーザーがアクセスした時、閲覧したデータをブラウザ保存する機能のこと。再びホームページを見る際に生じるデータのダウンロードを省略することができるので読み込みスピードが速くなります。
8. (随時)キーワードの見直しや既存コンテンツのリライトを行う
自社ホームページを運営し、対策を講じてもなかなか上位表示できない時は、需要の少ない(=ユーザーが検索に使っていない)キーワードを使っている可能性が高いです。
そのため、定期的にキーワードの見直しを行いながら、コンテンツを必要に応じて修正加筆を行っていく必要があります。
【ポイント!!】 キーワードの見直しをする際、まずは自社ホームページ内のキーワードの整理を行います。ビッグキーワードばかりではないか(ロングテールキーワードも適切に使用しているか)、ユーザーの検索意図と外れたキーワードを使っていないかどうか、各見出しは適切かどうか、使用するキーワード群には統一性があるかといった観点でチェックしていきます。 また数字の更新は必須です。特に統計データや年度などはSEOの観点からもその都度更新する必要があるので要注意です。そのほか、古い情報をいつまでも公開していると順位も下がりやすくなるので気をつけましょう。 |
9. 自社の実績を公開する
情報を検索しているユーザーが「ここなら実績豊富で信用できそう」と判断材料にできるような客観的事実を掲載することで、Googleからも「社会的信用度が高い企業」として評価されやすくなります。
自社の実績の例としては、メディア掲載事例、導入実績、受賞歴、取引企業先などがあります。
【ポイント!!】 実績は客観的な事実のみを掲載するのが前提のため、誇張せず、ありのままを正しく掲載する必要があります。 また、メディア掲載事例はユーザーにも影響力の高い情報のため、メディア名や雑誌名も含めて掲載するのがおすすめです。 さらに余力があれば、自社専用SNSアカウントでこれらの実績を投稿して広報活動していくのもひとつです。 |
10. ブログを設置する
自社ホームページ内にSEO対策としてブログを設置する企業が増えています。
実際にブログを設置・運営することで、ホームページ全体のボリュームが増えるほか、ページ内では伝えきれない細かな情報を「読み物」として発信することで、固定ファンを増やすことにつながります。
また、ブログは社員が発信したり社長自ら発信したりといったバラエティ豊かな情報発信もできるので、ユーザーに親しみ感やポジティブなイメージを与えることができます。
しかも、ブログのメリットはそれだけではありません。
ホームページとの住み分けをうまくすることで、前者はモノ・コト・サービスに関することに特化し、後者はユーザー(自社のファン)に向けての有益な情報や最新情報のリリースなどといったように分けることができるので、ホームページ内で情報が探しやすくなります。
【ポイント!!】 SEO対策としてブログを設置する時は、ユーザーが読むことを考え、以下の6つのポイントに気をつけましょう。 具体的には、①ユーザーが読みたいと思うキーワードの選定、②適切な見出し、③目次の設置、④記事の要約を設定、⑤適切な画像の選定、⑥内部リンクの設定です。 |
なるべくブログにもユーザーの検索意図が反映されたキーワードを使いましょう。見出しにも適宜キーワードを入れたり目次を設置したりすることで、ユーザーがひと目で内容が把握できるようにするとともに、途中離脱を防ぐ効果もあるのでおすすめです。
さらに、meta descriptionにブログの要約を設定することで、検索結果のタイトルの下に要約文章が表示されるので、ユーザーもその内容次第でアクセスするかを決める判断材料となります。ここの文章はわかりやすく書くようにしましょう。
まとめ
今回は、ホームページのSEO基本方法10選をご紹介しました。
SEOはホームページがよりアクセスされやすくなるための施策でありますが、その根本には検索エンジン最大手であるGoogleの「ユーザーファースト」の精神が土台としてあります。
そういうと、「ユーザーファーストなホームページになるって難しい」と思われるかもしれませんがそんなことはありません。今回ご紹介したSEOの基本方法10選はすぐに始められるので、ぜひより多くのユーザーにブックマーク※されるようなホームページを目指してください。
最後になりますが、SEOはコツコツと積み上げるものです。
焦らず、じっくりと取り組み、一度やって終わりではなく定期的な見直しと改善をしていくことも忘れずにしていきましょう。
ホームページ制作についてわからないとお悩みの方へ
お聞きした情報をもとに、御社のお困りごとを解決する最善策をご提案いたします。ご相談は無料です。
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