ウェブモは「EC-CUBE」のインテグレートパートナーとしてECサイト構築を行っています。
そこで「よくあるご質問」をこれから数回に分けて、ご紹介していきたいと思います。
※おもに3系をベースとして記述します。
「EC-CUBEって何ですか?」「本当に無料でオンラインショップが作れるんですか?」という質問は多く、どう回答すれば、その方にとって分かりやすいのか、考える時があります。
提供元のロックオンの説明をそのまま引用するなら
「EC-CUBE(イーシーキューブ)」は、株式会社ロックオンのEC構築パッケージを誰でも無料で利用・改変できる「オープンソース」として公開したものです。
独立行政法人情報処理推進機構「第3回オープンソースソフトウェア活用ビジネス実態調査」によれば、2009年の時点で既にEC構築オープンソースとして国内シェアNo.1を獲得しており、その後も人気の高いパッケージです。
目次
EC-CUBE(イーシーキューブ)で何ができるのか?
EC構築のために必要な最低限の機能を標準装備
EC-CUBEには、ネットショップを開店するために必要な最小限の機能が、標準(デフォルト)で実装されています。
例えば、お客様が商品を購入する店舗の機能(フロント機能)として
- 商品の陳列(紹介)
- 商品の注文(カート)
- お客様ページ(マイページ)
- その他、検索やお問い合わせ など
店舗側が運営するための機能(管理機能)として
- 商品管理
- 受注管理
- 顧客管理(会員情報管理)
- レイアウトなどのレイアウト管理
- 決済・配送などの基本情報管理
- その他、受注・売上など状況の表示 など
インストール後、必要な項目を登録するだけで、ショップを開店することが可能です。
画像出典元:EC-CUBE
EC-CUBE機能一覧(3系)を確認する
足りない機能はオーナーズストア
オーナーズストアは、EC-CUBE提供元のロックオンだけでなく、さまざまな会社が開発し販売・提供している「EC-CUBE専用のショッピングモール」のようなものです。足りない機能を購入し拡張することができます。
有料のものだけでなく、無料で提供されているものもあります。
例えばロックオンが提供しているプラグインには、次のような無料のものがあります。
- トップページへオススメ商品を表示する
- 商品詳細ページにユーザーレビュー機能をつける
- 商品ごとに手動で関連商品を登録する
- 納品書を出力する
- 店舗独自のポイント付与する
- メルマガを発行・管理する
- 売上集計機能
また、イプシロンやペイジェントなど、決済会社を利用するためのプラグイン。クロネコヤマトのB2や佐川急便の飛伝など、送り状発行管理システムとCSV連携するためのプラグインにも無料のものがあります。
無料のものは少ないですが、デザインテンプレートも購入することができます。
プラモデルやレゴのように組み立ててカスタマイズ
オーナーズストアでも補えない機能やデザインは、ウェブモのようにEC-CUBEのカスタマイズを行っているECサイト構築・デザイン制作会社に依頼することも可能です。
プラモデルやレゴブロックのように、組み立てて完成を目指すものを想像すると分かりやすいかもしれません。
まずは、無料の標準装備をインストールする。
次に、足りないものをオーナーズストアから手に入れて、組み込んでみる。
それでも足りないものは、カスタマイズを依頼する。
自分でがんばってDIYしてもいいし、少しずつ買い足してもいい。
思い切って自分好みにフルカスタマイズを発注してもいい。
小規模な店舗から大規模なECサイトまで、予算に応じて組み立てていくことができます。
導入から開店までの流れ
公式サイトでも謳っているように、「つくりかた」はふたとおり。
制作会社(パートナー)に依頼するか、自分でつくるか、の二択になります。
「どの部分を誰が担当するのか」が異なるだけで、基本的には同じような流れです。
- EC-CUBEが利用できるサーバを準備
- EC-CUBEをインストール
- 決済導入に必要な最低限の情報登録
- 決済方法を導入
- 必要な場合は、オーナーズストアから機能を追加
- 必要な場合は、カスタマイズ
- 商品登録や各種設定など店舗情報の拡充
- ネットショップ公開
どのように構築する場合も、意外と盲点となるのが、決済導入にかかる期間です。
銀行振込や郵便振込だけなら問題ありませんが、クレジット決済・コンビニ決済・後払い決済、また代金引換の方法によっては、契約や審査に時間がかかります。
「EC-CUBEで構築する」ことに夢中になりすぎて、ついつい後回しにする方も少なくありません。忘れないようにしましょう。
EC-CUBEでEC構築するメリットとデメリット
メリット
EC-CUBE最大の魅力は、ショッピングモール出店やASPを利用する場合に比べ、カスタマイズの自由度が高い点にあります。希望する仕様にもよりますが、オーナーズストアで購入できる機能の併用などにより、フルスクラッチで開発するより安く、より短い納期で開店できる傾向にあります。
EC-CUBE自体は無料なので、カスタマイズがまったく必要ない、もしくはオーナーズストアで無料・安価で手に入る機能だけで運用するのであれば、初期費用やランニングコストを抑えることができます。
多くの決済や物流、店舗運営管理サービスなども、EC-CUBEで利用するためのプラグイン開発を進めているため、カスタマイズすることなく運用できるシーンも増えています。スマートフォンアプリ作成キットを利用することにより、無料で簡単にネットショップアプリを作成することも可能です。
また国産なので、日本人同士が日本語で情報を共有する開発コミュニティが発達しています。
EC-CUBE開発ドキュメント・マニュアル
EC-CUBE開発コミュニティ
デメリット
EC-CUBE最大の懸念は、技術力や知識を常に求められることです。
ショッピングモールやASPの場合は、時代によって必要とされる機能を追加してくれたり、セキュリティに問題が発生すれば対応してくれます。トラブルはもちろん、利用方法など困ったことがあったら、サポートを利用することもできます。電話サポートしてくれるサービスやプランもあります。
しかしEC-CUBEの場合は、すべて自分で解決しなければなりません。利用者同士で悩みを解決する互助組織「開発者コミュニティ」はありますが、EC-CUBE本体について、提供元のロックオンに質問することはできません。利用方法はもちろん、トラブルもセキュリティの問題も自己責任となります。(プラグインについては、それぞれのプラグイン提供元により対応が異なります。)
またショッピングモールのような集客性はないため、集客方法を考慮する必要があります。
本当に無料でオンラインショップが作れるのか?
非常に勘違いされる方が多いポイントのように感じます。結果から言えば、初期費用とランニングコスト、いずれも完全無料で作ることはできません。
最初から最後まで自分でつくり、自分で運営する前提であれば、確かに無料でオンラインショップが作れます。維持費用もかかりません。しかし、EC-CUBEを運用するにはサーバが必要です。つまり完全に無料ではありません。
また前述のとおり、EC-CUBEには技術力や知識が必要です。技術力や知識が乏しく、かつカスタマイズしたい場合は、オーナーズストアで有料の機能を購入したり、制作会社に構築を依頼することになります。希望する内容によりフルスクラッチで構築するよりは導入しやすくなりますが、費用はかかります。保守管理を外注すれば、その費用も考慮する必要があります。
最近では、無料で利用できるASPもあります。費用だけの比較でいえば、最安値とはいえません。
EC-CUBEを使ってみよう
どのような画面でどのような機能が利用できるのか。自分にも理解できるのか。
足りない機能にはどんなものが考えられるのか。
機能を追加するのではなく、運用方法を変えることで対応することはできないか。
EC-CUBEには「フロント画面」と「管理画面」、双方のデモサイトが用意されています。
まずはさわってみることから始めましょう。
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