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Qoo10 Pick、テスト24商品から全国展開21商品へ変わったもの
- EC

Qoo10 Pickは、Qoo10の購買データで選んだ韓国コスメをセブン‐イレブンで売る取り組みです。目を引くのは「全国展開」ですが、EC事業者として見ておきたいのは店舗数の多さより、テスト販売から商品構成を増やしていないことです。
2025年は8ブランド24商品。2026年の本格展開は8ブランド21商品です。販路を一気に広げるとき、品数まで広げるとは限らない。ここに、オンラインの人気を小さな棚へ移すときの現実が出ています。
Qoo10 Pickは24商品で試し、21商品で全国へ進む
eBay Japanの2026年5月21日付発表によると、2025年9月から一部店舗で8ブランド24商品をテスト販売しました。その実績を踏まえ、2026年9月下旬から8ブランド21商品を全国のセブン‐イレブンへ順次納品する予定です。一部の店舗では取り扱いがなく、商品は数量限定です。
24から21への変化だけで、売れなかった商品を三つ外したとは言えません。商品の入れ替えもあり得るからです。ただ、販売場所を全国へ広げても、品目数を増やしていないことは確認できます。「全国なら品ぞろえも増やす」という発想ではありません。
今回の発表では、一般のQoo10出品者が申請できる制度とは案内されておらず、紹介されたのは8ブランドの企画です。Qoo10で上位に入れば自動的にコンビニへ並ぶ、と受け取るのも早すぎます。
ECの売れ筋を、そのまま棚には置いていない
商品選定にはQoo10の購買データが使われます。その一方で、実際に並ぶのは主にQoo10 Pick限定のミニサイズや限定カラーです。さらに、ブランドや商品の魅力を伝える専用の店頭販促物も用意されます。
- 購買データ:オンラインで既に需要が見えたブランドや商品を選ぶ。
- ミニサイズ・限定色:初めて手に取る人が試しやすい入口へ変える。
- 専用販促物:商品ページやレビューがない棚でも、用途や魅力がひと目で伝わるようにする。
この組み合わせを見ると、データが担うのは「何に関心があるか」の確認まで、と考えるのが自然です。棚でどう売るかは、容量、色、説明の見せ方を別に設計しています。ネットの人気商品を配送先だけ変えた企画ではありません。
店頭進出では、売上順位の次を見たい
自社ブランドがポップアップや卸売りを考えるときも、ECの売上順は候補選びの出発点にはなります。ただし、通常サイズの価格や容量が初回購入には重い、色の違いが棚では伝わりにくい、説明が長くないと用途が分からない。こうした商品は、オンラインで売れていても店頭向けの調整が必要です。
逆に、ECでは主力でなくても、少量なら試しやすく、パッケージだけで使い道が分かる商品は棚で入口になれるかもしれません。これはQoo10 Pickの販売結果ではなく、今回の設計から得られる見立てです。9月下旬以降に本当に見たいのは、21商品の売上だけでなく、店頭で知った人が通常サイズや別商品へ移ったかでしょう。
まず売上上位の商品をそのまま持ち出すのではなく、「初めて見る人向けに、容量か色か伝え方を変える必要があるか」を商品ごとに考える。Qoo10 Pickの24商品から21商品への変化は、その問いを具体的にしてくれます。本記事は記事内で取り上げる各サービスの提供会社が提供または認定するものではありません。
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