アイデアがあるのに、実現化する方法が分からない。予算が少し足りない。それだけの理由で、せっかくの発想を妄想で終わらせていませんか?もしかしたら、そのアイディアを現実化するお手伝いができるかもしれません。今回は、面白いサイトを構築したので、簡単にご紹介したいと思います。
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CtoC型ビジネスが熱い!
ヤフオク!や楽オクにはじまり、mercariにminne、BUYMAにBASE、さらにはスキルマッチング系まで、最近、CtoC EC のWEBサービスに注目が集まっています。
WEBMOでも今春、アーティストによる CtoC サイト『migle(ミグル)』のサイト構築に携わりました。
『migle(ミグル)』は、作家が、自分のギャラリーを開設し、絵画・写真・アクセサリー・小物・陶器等のアート作品を展示・販売。サイトを訪れた個人客が、ギャラリーを巡り、お気に入りの作品を購入するシステムです。
決済にはエスクロー形式を採用。
さらに、アーティストが購入者へ作品を納品するのではなく、受注後、アーティストが作品をmigleに納品し、それを専門業者が検品・再梱包を行ったうえで顧客へ納品する、フルフィルメント形式を採用しています。
EC-CUBEは、BtoCだけじゃない!
こういったCtoC ECの場合、BtoC ECよりも遥かに多種多様な機能が求められます。
例えば、作家側では、
- アーティストが個々に作品を登録し、価格を決定
- 登録した作品ごとに「販売」「展示のみ」を選択
- アーティストが個々に個展情報や新しい作品などの情報を登録するイベント告知機能を搭載
- 販売・入金などの履歴や発送状況など、マイページ機能の充実
などが必要です。
一方、購入者側では
- さまざまな条件による作品検索機能
- お気に入りのアーティスト、お気に入りの作品に対する登録・管理
- 作品に対する質問やレビューなどの登録・管理
- 購入などの履歴や発送状況など、マイページ機能の充実
などが必要です。
作家でありながら、購入者にもなりうるといったUIへの配慮も必要となります。
また、migle=運営側がフルフィルメントを行うため、決済・作品の管理・配送など、分かりやすくトラブルレスな管理画面も必要です。
こういった場合、フルスクラッチによる構築が一般的でしょう。
しかし今回は、内容を精査し、EC-CUBEのカスタマイズにより構築する方法がとられました。
EC-CUBEというと、BtoC EC に特化したサービスだという印象が強いかもしれません。
もちろん今回のように、エスクローサービスだけでなく、フルフィルメントによる運営を行うためには、EC-CUBEの基本機能だけを残し、ほぼ全面カスタマイズが必要となります。
しかしそれでも、フルスクラッチよりは、工数を抑えることができる場合もあるのです。
一緒に考える…それが楽しみのひとつです
今回は、EC-CUBEを改修して制作したCtoC ECサイトをご紹介しましたが、他にも「夢を夢で終わらせない」いろんな方法があると思います。
すっかり営業色の強い内容になってしまいましたが「新しいネットビジネス、やってみたい企画がありましたら一緒に考えましょう!まずは、相談してください!」
少しだけ解説
- CtoC(C2C)EC
Consumer to Consumer 消費者と消費者の間で行われる商取引 - BtoC(B2C)EC
Business to Consumer 企業と消費者の間で行われる商取引 - BtoB(B2B)EC
Business to Business 企業と企業の間で行われる商取引 - エスクロー
買い手から運営会社が代金を預かり、売り手に配送指示
買い手から商品到着の連絡後、売り手に入金を行うサービス - フルフィルメント
決済だけでなく、検品・梱包・発送なども運営会社が行うサービス
現時点では、クレーム対応や顧客管理など、どこまでを含めるかについては、各サービスでとらえ方は異なるように思われる
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