【建設会社・施工会社向け】工事受注につながるホームページ必須コンテンツ

新規顧客の獲得や新たな取引先の開拓における重要なツールのひとつともいえる、ホームページ。ホームページを制作することで自社のことを知らなかった人に存在を知ってもらい認知度をアップさせることもできるなど、営業活動を行う上でもはや欠かすことのできないものとなっています。
建設会社や施工会社においても同様に、ホームページを活用することは従来型の営業活動を超えた効果を期待することができます。
せっかく手間をかけてホームページを制作するならば、確実な工事受注につながるものにしていきたいものですよね。では、顧客に魅力を感じてもらい、「ぜひこの会社に工事をお願いしたい」と思ってもらえるようなホームページにするには、具体的にどのような内容にしていけばよいのでしょうか?
今回は、建設会社・施工会社のホームページにぜひ掲載しておきたいコンテンツや、ホームページ運用時のポイントについてご紹介していきます。

はじめに

ホームページは会社の認知度をアップさせるだけではなく、顧客からの信用を得るという点でも大きな役割を担います。
企業間の取引でも個人顧客の場合であっても、新規工事の発注先を検討する際、もちろん口コミや紹介などで決定することもありますが、そうではない場合、まずはインターネットで条件に合いそうな企業を検索して調べるケースが多いでしょう。そして検索からたどり着いたホームページを閲覧しその印象が良ければ「実在するしっかりとした企業だ」「この会社を候補のひとつにしよう」と信頼感を持って認識してもらうことができるからです。

しかし、ただホームページを作りさえすれば良いというわけではありません。
掲載されているコンテンツが、自社ホームページを見るだろうターゲットのニーズに沿っていなくては、確実に受注につながるものにはなりえないからです。
そこで、制作にあたってはまずターゲットを明確にしておくことが必要です。
ターゲットが法人顧客の場合は、施工可能範囲や納期、過去の取引先実績など信頼を得るための十分かつ具体的な情報を提供することがポイントです。

一方、戸建て住宅の施主や店舗オーナーなどの個人顧客の場合は、年齢層や家族構成、店舗形態などによってニーズも様々です。顧客が自社に何を求めているかの考察を深め、建設業界に身を置いていない人でも分かりやすい表現を用いて自社の強みをアピールすることがポイントとなるでしょう。

このように、ターゲットを明確にすることでホームページ制作の大まかな方向性が定まってくるはずです。 ここからは、早速ホームページに掲載すべきコンテンツをご紹介していきます。

掲載すべきコンテンツ①会社の全体像が把握できる情報

もしも自分が顧客側の立場だった場合、これからやり取りするだろう会社の事前情報が不足していては、やはり不安に感じてしまうのではないでしょうか。ホームページはその会社の「名刺代わり」と表現されることにもあるように、まずはホームページを見ることで会社の全体像が把握できる情報を掲載しましょう。

会社紹介

会社紹介は顧客が会社規模や事業内容などを把握できるように、自社の基本情報を簡潔に掲載しましょう。会社の信頼にも大きく関わるところですので、会社名や代表取締役氏名、事業内容などの他にも以下の項目を掲載できるとよいでしょう。

・設立/沿革
・企業理念
・所在地
・資本金
・登録許可/資格
・主要取引先
・従業員数
・取引銀行

代表挨拶

代表挨拶は、会社がどのような理念や経営方針のもとに設立され経営されているのか、代表の思いを伝える項目です。
会社紹介だけでは伝えきれない代表者の思いや人となりに触れることによって、顧客側により深い信頼感や親近感を醸成することができるので、ぜひ掲載することをおすすめします。ホームページの中でも代表のメッセージを直接発信できるのはこの項目となるため、
ぜひ過去記事【【例文付】代表挨拶の書き方と見本 | ウェブモ (webmo.co.jp)】も参考にしながらオリジナリティある文章を載せてみてはよいのではないでしょうか。

施工範囲

建設会社・施工会社とひとくちにいっても、施工範囲や強みとする分野は会社ごとにかなり異なってきます。工事受注に確実につなげていくためにも、施工範囲を明確に提示しておきましょう。
例えば、個人顧客向けであれば新築とリフォームのどちらも行っているのか、リフォームであればどの程度行うことができるのか。または内装工事に特化している場合は断熱や防音施工なども可能であるのか、などの細かい情報です。
最近では設備工事のみ、造成工事のみなどのように、分離発注するケースも珍しくないため、検索エンジンからの流入も含めできるだけ多くの見込み顧客の目に留まることができるよう、自社の可能な施工範囲をピンポイントで詳しく掲載するとよいでしょう。

自社の強み

多くの建設会社・施工会社の中から、自社に魅力を感じて選んでもらうためには、自社の誇る技術力や専門性を徹底的にアピールし、他社との差別化を図ることも必要です。
先に挙げた施工範囲の中で、例えば「塗装の耐久性が高い」「細部まで美しく丈夫な配管設計」などのように具体的にどのような施工を特に得意としているのかを分かりやすく伝えるのもよいでしょう。 さらに、地域に密着した会社であることや高性能な機材を使用していること、安全性の高さなども大きなアピールポイントとなりえます。
具体的にどこを強みとしてアピールするか迷ってしまう場合は、競合他社の発信している媒体を分析・調査してみることもひとつの手です。他社へ目を向けつつ改めて客観的に自社を見てみることで、今までは気づくことができなかった自社のアピールポイントを新鮮な視点から発見することができるかもしれません。

載すべきコンテンツ②施工実績

施工実績は、建設会社・施工会社のホームページの要ともいうべきコンテンツです。
個人か法人か、ターゲットとする顧客がどのような層であっても必ず掲載しておきたいところです。オンラインショッピングサイトで商品の仕様が必ず掲載されているのと同様に、施工実績は顧客が「この会社は実際にどのようなことができるのか」「こちらのニーズに沿う技術があるのか」などを目で見て確かめることのできる重要な要素であるといってもよいでしょう。

一般的な商品の購入とは異なり建設会社・施工会社の場合は事前に商品やサービスに手を触れて試してもらうということは不可能なため、施工実績を提示することは顧客に信頼してもらう上でも欠かせません。
また、施工実績を見ることで顧客が施工後の完成図をイメージすることもできるので、受注を獲得する上でも欠かすことができないといえるでしょう。

施工実績の良し悪しは会社全体の印象にも影響するため、施工事例の写真を掲載する際は画質や見栄えの良い写真を撮影しましょう。できることなら、プロのカメラマンに撮影を依頼することをおすすめします。
写真の掲載に合わせて、実際の試行期間・依頼時の状況・作業内容・工程・材料などをできるだけ詳しく記載すると信頼感も高まります。
できる限り多くの施工実績を掲載することをおすすめしますが、ただ同じようなケースの事例を羅列するのではなく、様々な施工範囲や工事の種類など、できるだけ多様なものを掲載するとよいでしょう。
法人顧客をターゲットとしている場合は、その地域で特に知られている建造物などの工事を担当したケースがあればその事例を掲載することもおすすめです。
また、前述のように自社の強みとして特に得意としている技術があればその部分にフォーカスした写真や説明を掲載するのも効果的でしょう。

さらに、個人顧客をターゲットとしている場合は、実際に施工を依頼したお客様の声もぜひ掲載したいところです。リフォームであればビフォーアフターを写真とともに分かりやすく見せるのもよいでしょう。例えば「外壁」「バルコニー」「洗面所」など部分的な工事であれば、施工前はどのような問題点があり、施工後にはそれが解決され、具体的にどのような点に満足したかなどのコメントなどともに見せるのもよさそうです。
可能であればお客様のお名前や写真とともに掲載すると、より信ぴょう性が増すことにもなるでしょう。
実際に依頼を迷っている場合にも、具体的に何が変わったのか、何ができたのかが視覚化されることで顧客の気持ちを後押しすることにもつながります。

掲載すべきコンテンツ③施工に関しての具体的な情報

施工実績が分かれば、次に顧客が気になるのが工事を「いくらで」「いつまでに」依頼できるかということではないでしょうか。また、価格や納期を最も重要な判断材料として依頼を決める顧客も少なくないでしょう。

価格

法人の顧客の場合は業界知識もあり価格相場の見当がある程度ついているものですが、個人の顧客の場合は相場の見当がついているケースはそう多くはありません。
そのため、「まずはお見積りを」「要ご相談」と表示しているだけでは、依頼のハードルがかなり上がってしまうことは否めません。

あらかじめ明確に提示されていないと、想定より費用が高くなってしまうのではと不安を感じてしまい、依頼を取りやめてしまうことにもなりかねません。
そのような事態に陥らないためにも、工事の内容やステップ、材料などに応じてできる限り「何に」いくらかかるのかという内訳を明瞭にして費用を提示するとよいでしょう。
できるだけお手頃価格であることを謳った方が顧客からの問い合わせも多く獲得できるのではないかとつい考えてしまうかもしれませんが、正確な価格をあらかじめ提示することが、結果的には顧客の安心感につながります。
工程の追加などで後に想定価格を上回ることになった場合でも、事前に内訳が分かっていることでどの部分で費用が上がったのかが明確になり、納得を得やすくもなるでしょう。

納期

ターゲットの顧客層により納期について様々な要望が寄せられることも少なくありません。店舗の改装などであれば、その期間中は休業を強いられるためできるだけ短期間ですませてほしいという要望があったり、数社共同のプロジェクトの場合は工期がずれ込んでしまっているのでなるべく早めに進めてほしいという要望が寄せられたりすることなどもあるでしょう。
価格と同様に、正確な情報を事前に提示することが求められますが、これまでの実績をもとにおよその納期の目安を示しておくと安心です。
同じ工程でも、独自の技術力により他社よりも短い納期で完了することができる場合は、それを自社の強みの一つとしてアピールするのもよいでしょう。

掲載すべきコンテンツ④安心材料

工事がいざ完了した後の、アフターフォローや保証などの安心材料がしっかりと整っていることも受注につながるかどうかの大きな判断材料のひとつです。
特に個人の戸建て住宅の施主などは、工事完了後に大なり小なりトラブルがみつかった場合に完了後何年間まで無償で修理をしてもらえるのか、といった情報が事前に明示されていることは大きなアピールポイントとなるでしょう。
トラブル時にすぐに対応できることが強みとなることもありますので、事前に社内で体制が整っている場合は積極的に情報を発信しましょう。「施工後1・3・5年後の定期点検」「○年ごとのアフターメンテンナンス計画」などのように、工事が完了して終わりというわけではなく、その後も手厚いフォローがあるということが具体的にイメージしやすくなるような表現を用いるとよさそうです。
最終的にホームページを見て自社に魅力を感じ発注先候補のひとつになったとしても、そこから次のアクション、つまり「問い合わせ」へとつながっていかなければホームページ制作が成功したとはいえません。
潜在顧客を取りこぼしてしまわないためにも、問い合わせフォームを充実させておくことも忘れずにいたいものです。
問い合わせフォームは電話やメールよりも気軽に利用しやすいこともあるため、まだ本当に発注するか決めかねているがとりあえずもう少し詳しい情報が欲しい、といった場合でも顧客が連絡をするハードルを下げるというメリットがあります。

問い合わせフォームには氏名やメールアドレスの他に「資料請求」「見積もり依頼」「各種問い合わせ」などの項目を設けることが多いです。工事内容が多岐にわたる会社であれば、この問い合わせフォームの段階でどのような工事か、工事予定はおよそいつ頃を希望しいるかなどの情報を入力してもらうようにすると、後の電話対応をスムーズに進めることができるでしょう。ただし、あまりに入力内容が煩雑になってしまうと離脱されてしまう可能性もあるため、項目を設定し選択してもらう方式にするなど、負担感無く入力してもらえるようにすることもポイントです。

せっかく問い合わせをしてもらっても顧客の連絡先が分からなくては受注につながりませんので、必ず折り返しの対応が可能となるようにメールアドレスまたは電話番号を入力してもらえるようにすることと、ホームページ上ですぐに見つけやすい場所に問い合わせフォームを設置することは徹底するようにしましょう。

いかがでしたか?
ホームページに掲載すべきコンテンツが分かったところで、ここからは制作や運用にあたり注意しておきたいポイントを2つご紹介していきます。

注意したいポイント①クリエイティブ面

どんなに信頼できる有益な情報が掲載されていたとしても、顧客にとって見にくい・使いにくいホームページであっては意味がありません。
依頼しようと思って事前にホームページを覗いてみたところ、目当ての情報にたどり着くことができずに離脱されてしまうということにもなりかねません。
掲載すべきコンテンツが確定したら、ホームページのデザインや導線設計などを意識することを忘れずにいたいものです。

あれもこれもと情報を掲載したいために文字量ばかりが多くなってしまっていないか、または洗練されたデザインにこだわるあまりに情報にたどり着きにくくなってしまってはいないかなど、顧客視点に立ってホームページを客観的にジャッジしてみましょう。
見やすさや使いやすさに加えて、ホームページ全体でどのような雰囲気を作りあげたいのかといった印象作りも欠かせません。

ホームページ全体があまりにも堅い印象になってしまった場合は、例えば「社員紹介」や「社員ブログ」「お役立ちコラム」などのコンテンツを掲載することで温かみや親しみやすさを演出するという方法もあります。
加えて、最近では建設業界に限らずどのような分野でも、会社のホームページをスマートフォンから閲覧することも多いため、制作時にはパソコンだけではなくスマートフォンからの閲覧での見やすさや表示の速度なども意識するようにしましょう。

注意したいポイント②情報の更新頻度

ホームページは、完成すれば一安心というわけではありません。むしろ、実際に運用を始めてからどれだけこまめに情報の更新を行うことができるかが、集客を左右するといってもよいかもしれません。もしもこれから取引をしようと思っている会社のホームページが古い情報ばかりで定期的に情報の更新がされていなければ、「あれ?もしかしてこの会社、あまり新しい仕事を受けていないのかな?」「ここにお願いして本当に大丈夫かな?」さらには「古いやり方ばかりで新しい技術は導入されていない?」となんとなく頼りない印象を与えることになってしまいます。

自社が積極的に事業を行っていることを印象づけるためにも、新たな施工事例はその都度ホームページ上で更新日時とともに公開していくことをおすすめします。より直近の施工事例を目にすることで、顧客にも安心感を与えることができるでしょう

さらに、施工事例にとどまらず、キャンペーン情報などの社内の最新情報や、建設業界全体に関する最新ニュースなどを積極的に掲載するのもよいでしょう。常に新しい情報を発信しているという姿勢は自社の活気にあふれた印象作りにも役立つはずです。

情報更新を定期的に行っていく上ではSEO対策も意識するとより集客効果が高まります。
ホームページのSEO対策については過去記事【SEOとは?初心者でもできる基本のSEO対策方法10選 | ウェブモ (webmo.co.jp)】もぜひ参考にしながら、まずは負担なく取り組めるところから始めてみるとよいでしょう。

まとめ

数ある建設会社・施工会社の中から自社を選択してもらうには、工事内容が優れていることはもちろんのこと、何よりも「この会社にお願いしても大丈夫だ」という信頼感や安心感を抱いてもらうことが大きなポイントといえるのではないでしょうか。

自社のアピールポイントを掲載することに終始するのではなく、顧客に「どのような情報」を「どのような見せ方」で発信すればより信頼感や安心感を与えることができるかということを常に意識してホームページを制作していけば、それが必ず工事受注へとつな
がっていくはずです。
そして、一度獲得した信頼を継続させ、安定的な集客へとつなげていくためにも、日々のアップデートを行う手間を惜しまない、ということも忘れずにいたいものですね。
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