ホームページは開設しているものの「制作したときのまま、数年間更新していない、お知らせや一部の文言しか変更していない」という会社が、意外と多い傾向にあります。
- ホームページが役に立っていない気がする
- なんとなく古くさく、分かりにくい
- いつの間にか検索順位が落ちてしまった
- スマホ対応ができていない
- 自分達で更新している間にぐちゃぐちゃになってしまった
こんな心当たりはありませんか?「ホームページはあればいい」と考えていませんか?
会計的観点は別として、ホームページは資産として活用すべきです。きちんと順序だててリニューアルに取り組めば、デザインを一新するだけでなく、機能性や運用性が向上し、SEOも対策できるといったメリットもあります。
ホームページのリニューアルを成功に導く、きちんと順序だてた考え方・進め方とは何でしょうか。
初心者でも、すぐにとりかかれるよう、要点を3つのステップにまとめましたので、参考にしてみてください。
CONTENTS
step1 現サイトの「残すべき点と修正すべき点を客観的に」見極める
ホームページを新規作成した時は、「よく分からない」とホームページ制作会社に丸投げしてしまった、言いたいことがうまく伝えられず、思ったものとは違うものになってしまったという方も多いと思います。
しかしリニューアルは「既存サイトの抱える問題点・不満点」が分かっています。逆に、流入が多いページ、コンバージョンに結び付いているページなど「既存サイトのいいところ」も分かっています。これは大きな強みです。
ただし、WEB担当者の主観で判断してはいけません。
現在のホームページがあるので、サイト運営に関わる社員はもちろん、社内スタッフやお客様など第3者の意見も聞きやすいはずです。営業やカスタマーサービスにあがっている顧客の声を参考にするのもよいでしょう。
現在のサイトの問題点は、本当にデザインだけですか?集客があがらないことだけですか?
更新しにくいなど運用にかかる人為的な負担や費用は考慮しましたか?
すべてを一新したいがために、残すべきところまで変更しようとしていませんか?
今まで「がんばってきたから」と削るべき点を残そうとしていませんか?
評判のよいところは残し、問題や不満はひとつずつ洗い出して解決していく。リニューアルの最初の一歩として、現在のホームページを、主観ではなく客観的に分析することが、満足のいくホームページリニューアルへの近道となります。
step2 リニューアルの「指針」を決める
次にホームページに求めるもの、目標や指針を明確にしましょう。
価格や制作方法など詳細を決定していくうえで「はずせないこと」が明確になり、ブレることが少なくなります。もし制作会社に依頼するとしても、意思の疎通が図りやすくなります。
- 役割は何ですか?
そのホームページを「何のために維持しているのか」明確にしましょう。
ブランディングサイトですか?情報サイトですか? - ターゲットは誰ですか?
そのホームページを「誰に見てもらうために作っているのか」明確にしましょう。
BtoB(企業・法人)ですか?BtoC(個人)ですか? - ゴールはどこにありますか?
そのホームページによって「何を得たいのか」明確にしましょう。
信頼や評判ですか?お問い合わせや資料請求ですか?サイトや店舗での購入・入会・申込ですか?
指針をしっかり定めていなければ「思い描いたものと違うものができてしまった」などといった失敗を招く可能性があります。必ず指針にそった条件を選択していくことが、ホームページリニューアルを成功へ導きます。
step3 「運用体制」を見直す
最後に、かかる予算やどういう方法で作り運用するのか、明確にしましょう。
予算を決める
制作会社の言うがまま、請求される費用をずっと支払い続けているが、何にかかっている費用なのか、妥当な金額なのか分からないというかたがいます。
制作会社に依頼しなくても、サーバーやドメイン、更新するための人件費など、ホームページの維持には費用がかかります。初期費用だけでなく「ランニングコストも含め」かかる予算を検討しましょう。
【考慮すべき項目】
- サーバー
- ドメイン
- SSL
- 更新
- 保守管理
- SEO
- 広告・マーケティング など
何を使用して制作・構築するか考える
- 昔は、HTMLやCSSが分かる担当者が更新していたが、
担当者が変更になってからは「更新していない、おかしくなったが直せない」 - 担当者に技術力はあるが、時間がないので更新できない、放置している
というのは、本当によくある話です。
リニューアル後を想定して、運用する現場の意見を聞き、担当者の技術力や環境・状況、更新頻度なども考慮したうえで、HTMLをベースに制作するのか、WordpressといったCMS(Content Management System:コンテンツ管理システム)などを利用して構築するのか、決める必要があります。
担当者が頻繁に変わる可能性がある場合は、もちろんその点も考慮しましょう。
ホームページリニューアルを成功させるために
ホームページのリニューアルには、多大なメリットがあります。しかし、
- 客観的に判断できなかった
- 指針がぶれた
- 運用を考慮しなかった
などにより、失敗したり、問題を解決しきれなかったり、生まれるはずのなかった新たな問題を抱える原因になることもあります。
多大なメリットの恩恵をうけられるよう、きちんと順序だてた3つのステップを意識して作成し、ホームページのリニューアルを成功に導きましょう。
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